外交官の父が伝える素顔のアメリカ人の生活と英語
![]() | 外交官の父が伝える素顔のアメリカ人の生活と英語 (携書024) 小原 雅博 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2008-05-18 売り上げランキング : 50092 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ディスカヴァ-携書っていうのも初見だが、「新書」と違いを出したつもりなのかな。まあ、これだけ新書も乱立していると、何か色を出す必要もあろう。で、タイトル通りの中身なのだが、著者は現役のアジ大局参事官とのこと。まずは日本語を読んで、次は英語を読んで、そして英語で何が語れるか試す為に3回読めとか書いてるんだけど、「携書」にそんな酔狂な時間を使うのは、当の息子さんと娘さんくらいだろう。子どもはアメリカ育ちだし、嫁はアメリカ人(の様なことを書いている)し、キリスト教徒の一家っぽいしで、子どもは英語にも、アメリカ人の生活知識にも、そんな不自由してないんじゃないの。むしろ日本語の方が怪しそうな感じもするのだが、息子と娘に薦める書の1位は「歴史の終わり」って。フクヤマと何か付き合いがあるのだろうか。次が「君主論」、「論語」だし。自分の本はキッシンジャーの次の17位か。いすれにしても、日英混在文は読みにくいな。3回読めっていうのも横暴な気がするが、キャリア外交官には、読者や一般国民へのサービス精神など期待してはいけないというもの。英語も漢字みたいに視覚的に捉えらればいいのだが、どうも学校英語の弊害で「読んでしまう」クセが抜けない。スペイン語とかマレー語みたいに発音で支えない言語なら、日本語と並列にされても違和感がないのだが。ということで、英文も日文もあまり印象に残るものがなかたtけど、アメリカ人の初夜の37%はセックスなしというのは、やはりそうかという気がした。実のところ、日本でもそんなもんなのじゃないかな。昔は文字通り「初夜」だったケースも多々あったのだろうが、結婚式は疲労困憊するはずだし、今はデキチャッタ婚もそのくらいの割合だろう。アメリカ人でパスポートを持っている人は3割程度というのも、よくアメリカ人の国際的無関心、果てはイラク戦争の一因みたいにまで言われるのだが、著者はそれは日本人のパスポート保持者の割合とあまり変わらないとしている。外務省参事官が言ってるのだから、間違いないのだろうが、実際、「先進国」はどこでもそんなものなのじゃないかな。「第三世界」はもっと低いだろう。キューバとか中国では限られた人しかパスポートを持てない訳だが、国民の「国際的無関心」というのは、ある意味、「国内的満足感」を意味しているのではなかろうか。
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