中国人の正体  | 新書野郎

中国人の正体 

中国人の正体―彼等は何故、その場限りの嘘をつくのか (学研新書 31)中国人の正体―彼等は何故、その場限りの嘘をつくのか (学研新書 31)
金谷 俊秀

学習研究社 2008-07
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副題に「彼等は何故、その場限りの嘘をつくのか」とある。学研新書は前にグリーンベレー柘植の中国本も出してるから、その手のものかと思ったけど、中国人に過度の嫌悪感や敵意を持つ人たちを戒めるものだという。それには「中国人の正体」を知る必要があるということらしいのだが、毛沢東時代からチャイナ・ウォッチャーを「自任」している人をキャップに、女性ライター二人を加えた著者が、自分は「中国人の正体」なるものを分かっていると思い込んでる方が問題だ。で、それがどんなもんかというと、グーグルで「天安門事件」が検索不能だとか、銀聯カードの説明とか、ニセ虎とか、ガソリンスタンド携帯爆発事件とか。図らずも私も「中国人の正体」を既に知っていたことが分かったのだが、その「中国人の正体」に結構事実誤認が多々ある様な気がしないでもない。「成龍」ではなく、「ジャッキー・チェン」では香港では通じないなんてことはまずないし、香港を中心とした広東では「儲かりますか?」が挨拶の代わりであるなんてのは嘘八百。大阪の「儲かりまっか?」という挨拶も日常的ではないが、それ以上に、広東語でそんなフレーズを聞く事はない。せいぜい正月の「恭喜発財」くらいなもんであろう。「人妖」は中国語で同性愛のこととか書いてるけど、今ではそうなのか?元々、これはニューハーフを表す言葉だったのはずなのだが。まあ別にどうでもいいけど、これも「彼等は何故、その場限りの嘘をつくのか」という命題に倣ったものなのだろうか。