一度も植民地になったことがない日本
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この新書は結構、売れたみたいだね。タイトル勝ちなんだろうけど、在欧日妻の凡エッセイに過ぎなかった。ネタ元になる様な話は実際にあったのかもしれないが、書いてあることの、ほとんどはフィクションであろう。それは、それで別に構わないのだが、オランダ、フランス、イタリア人がステレオタイプっぽい。スリナムとマダガスカルに「第三世界」を代表されているのだが、これも、ちょっとリアリティに欠けるなあ。結局、ダンナであるスウェーデン人ぐらいしか現実的ではないのだけど、こういう誇張した民族ネタは、あちらでも、国際関係本の王道とは言えるのであろう。70年代に渡欧であれば、それなりの苦労があったと思えるし、最初の渡航先であるイギリスについては、恨みつらみしか書いていない事情も察しられる。結局、日本批判なのか、欧州批判なのか、そっちつかずな感じもした。新書なんだから、変な小細工などせず、積年の恨みを吐き出してもよかったのではないかとも思う。ダンナは日本語を読むことができる人だったのだろうか。
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