「独りバー」はこわくない  | 新書野郎

「独りバー」はこわくない 

「独りバー」はこわくない―カウンター初心者用バイブル (中公新書ラクレ (272))「独りバー」はこわくない―カウンター初心者用バイブル (中公新書ラクレ (272))
根津 清

中央公論新社 2008-03
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「カウンター初心者用バイブル」などと副題にあるから、マニュアルもんかと思ったら、延々と酒の種類を説明してるだけ。著者は「ジャーナリスト、作家、酒食文化評論家」という人だそうで、イスラエル、イギリス、スウェーデン、東南アジアに生活していたとのこと。時代からいって、キブツ上がりなのだろうが、読売の支局にうまく拾われたらしい。ということで、酒と言っても所謂「洋酒」。大人のバーには日本酒や焼酎、ビールなんかは置いてないんだろうが、スコッチ、スピリッツ、リキュール、ワイン、ウィスキー等々。山崎とか「ジャパニーズ・ウィスキー」が世界五大ウィスキーに入ってるとは知らんかったが、他の4つがスコッチ、アイリッシュ、バーボン、カナディアンとなると、何でも模倣して一級品に仕上げてしまう匠の国、日本の異常さというか底力を感じさせられる。ただ、ミシュランではないが、それを支えているのが超一流の消費者層の存在ということなのだろう。わたしゃホンモノの酒の味が分かる前に断酒してしまったクチだが、さすがに「独りバー」でオレンジ・ジュースは怖くて出来ないよ。