アメリカの原点、ボストンをゆく

井上 篤夫
アメリカの原点、ボストンをゆく 日本の明日をこの地に学ぶ (ソフトバンク新書 55)
この著者はモハメッド・アリとかジョージ・ハリソンなどのインタビューをしたことがある作家とのこと。マリリン・モンローの評伝なども書いている様で、 90年から3年間ボストンを拠点にしていたという。とはいっても、『孫正義正伝(完全版)』とか、『孫正義 世界一をめざせ!』なんていう提灯本みたいのが代表作みたいだから、ソフトバンク新書のお鉢が廻ってきたのかもしれない。で、「日本の明日をこの地に学ぶ」なんて副題もついているのだが、自分の知り合い連中を集めてインタビューしただけ本。登場する人たちは、ボストンではプチ有名人の人もいるみたいだが、所謂一般のアメリカ人(と日本人)。まあお約束だけど、全員がリベラルの民主党支持。韓国系女性がヒラリーに1票入れた以外は、皆オバマ支持。しかし、著者にアフリカ系の知人は少なかったらしく、ユダヤ系、イタリア系、日系のボストン市民がブッシュ政権を非難していたりする。たしかにボストンはリベラルの牙城なのかもしらんが、やっぱ類は友を呼ぶというヤツなんだろうか。で、肝心の「日本の明日」なんだけど、在ボストン日本人の話と、白人のダイスケ話と、麻生花児という芸術家のスタジオに集う人たちのお話などはあるのだが、著者が何処に「真のアメリカ」も「日本の明日」を見たのかはよく分からん。ココロを開いてコミュニケーションしようということなのか。つまんねえな。
★