道は自分で切りひらく

広岡 勲
道は自分で切りひらく―大リーガーたちのチャレンジ (岩波ジュニア新書)
広岡勲という人が野球選手だか、監督だかに、いた様な気もしたが、この著者は報知の松井番から、ヤンキースの松井番に転職した人らしい。元々、NY市立大出身の様だが、松井関係の著作が2冊あって、今回はジュニア向けの大リーグ話。ということで、松井、野茂、イチローから入って、アボットにジャッキー・ロビンソン、「オールド・ルーキー」もあって、教科書通りのジュニア新書。そういえば、小学生男子の夢は「野球選手」から、「サッカー選手」に、その座を奪われて久しいという話を聞いたのも、だいぶ前のことだが、松坂の60億だか70億の話で、その座を奪い返したのだろうか。しかし、「大工さん」が一位になって、中国人だか、韓国人だかが驚いたなんてこともあったから、カネで小学生の夢を買うのも浅ましいことではある。女子は「パン屋さん」だっただろうか。ちなみに私は「タクシーの運転手」だったのだが、この夢は、まだ実現の可能性があろう。話を戻すと、夢が「野球選手」だったとしても、イマドキはちゃちな「プロ野球」ではなく、「大リーグ」ということになるのであろう。最近は欽ちゃんとか、いろんな独立球団が出来て、「プロ野球選手」の敷居も低くなったものだが、道を自分で切りひらいて、大リーガーになれるのは、よほどの運と才能がないと無理というもの。岩波ジュニアを読むくらいの歳から、その道を切りひらこうとしても難しいのが現実である。どうも夢もチボーもないオトナが、ジュニアを読むと愚痴っぽくなっていかんな。
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