環境共同体としての日中韓 | 新書野郎

環境共同体としての日中韓



東アジア環境情報発伝所, 寺西 俊一
環境共同体としての日中韓
「日中韓」とか「共同体」とかいうと、どうしてもあの「東アジア共同体」推奨の胡散臭い連中の顔を思い浮かべてしまうのだが、これは割とまともな本だった。「環境」というテーマもそっちの「市民団体」が隠れ蓑にしていたりするんだけど、この「東アジア環境情報発伝所」というのはちゃんとしたNGOで中国と韓国の環境NGO提携しているらしい。「発伝所」という名称はちょっと気になるけど、結構多方面から、環境問題を集めてきているので、現状を知るにはいいかも知れない。中国についても運動家がタイホされたとか書いているので、これはホントの「市民派」の話である。ただ、政府側も高度成長のツケとして、「環境」は抜き差しならない問題になってきているので、本気で日本に助けを求めてきているフシもあり、国民のODA不満を打ち消したいたい日本政府と利害の一致が見られたするので、これはこれで警戒すべきだろう。なんとかあちらの「市民派」を援助してもらいたいものだが、中国さまさまの日本の「市民派」と違って、中国の「市民派」は日本政府の援助なんか受けたら、反体制の上に漢奸呼ばわりされてしまうから危険だよね。
★★