「マダムと奥様」  辻 仁成  光文社文庫




フランスで暮らしていらっしゃる 作家と女優のカップル


どんな暮らしぶりなのかしら~~ と読み始めたのだけれど


あまり、「フランスだから」という地域性は感じることができなかったのです。


やっぱり、どこで暮らすか というより どう暮らすか ということであって。


そういう意味で もう少し「フランスの香り」を期待した私には 


ちょっと残念なエッセイだったけれど。



美穂さんてすごいなぁ・・・と思った章がありました。


辻さんは 二度目のご結婚なので前妻との間にも男の子がいらっしゃるのです。


それで、ときどき、辻さんは つらくなるのですね。 


美穂さんとのお子さんと遊びながら


「ああ、前の時は こうやって遊んでやれなかった・・・」 と悔やむ。


前の結婚の時は作家として まだ駆け出しで


家庭をかえりみる余裕がなかった と 申し訳なかった と思う。


もちろん、そんなことは美穂さんには言えないので、こっそりと隠れて泣く。


別れた息子のことを思って泣く。


ところが、美穂さんは、ちゃんとわかっていらっしゃる。


辻さんの苦しみを。 


何も見ていないのに 感じ取って、そして慰めてくださるそうです。


・・・・・ 普通 嫉妬とかするんじゃないんでしょうか? だのに、慰めるだなんて・・・すごい。


女性としての度量の大きさを感じます。






エッセイ全体 としては ☆みっつ

この章は ☆いつつ です。










       小さな手紙に

えっへっへ~~


なぜ笑ってるかって・・・


また取ってきちゃったよ~~洗顔フォーム!



       小さな手紙に
ほら・・・



       小さな手紙に
ねっ いいの?? ボク 取ってきちゃったよ~


       小さな手紙に
いいのかなぁ・・・ボク もってるんだけど



       小さな手紙に
「あっ、だめでしょ。返して!」



       小さな手紙に
かけっこなら負けないよ~~


待て待て・・・



       小さな手紙に

僕の別名は ガブリエル パフ ガブガブ



       小さな手紙に
スキあり~~ ママの勝ち!


・・・・・・


そんな顔しないでよ・・・


これ・・・そんなに好きなの・・??
       小さな手紙に

うんうん! ほしい~~


・・・・・


ビション フリーゼのパフは愛嬌があり 遊び好きで人なつっこいです。


いつも遊んで 遊んで と言ってきます。


疲れていて 面倒だなぁ・・・と思うこともあるのですが


この子が犠牲にしたもの・・・本当のわんことしての暮らし


を思うと、いっぱい いっぱい ありがとう と言いたくなり


実際毎日 「ありがとう」 を言っています。


「ありがとう」


「大好きだよ」


「長生きしてね」 


は繰り返し 言っている言葉です。


言葉は通じなくても


心は通いあってるのです。


豊かな表情が それを物語っていると思います。
















       小さな手紙に

えっへっへ~~


洗顔フォーム 洗面所から取ってきちゃった~


返さなーい  返さなーい