幸香は学校でもまた徐々に明るくなっていった。

前は鏡を見るのが大嫌いだったのに今では鏡の前で髪をいじったりするようになった。

その日もトイレの鏡の前で髪をアップに上げたりして髪をいじっていた。その時後ろから声がした。

「幸香かわいい。幸香アップにしたほうが似合うんじゃない?」同じクラスの池田という女子だった。

黒板に【ブスの代表 幸香】って書いていた女子だった。

池田「マジかわいいんですけど、その髪型」

幸香はなんか嬉しかった。


教室に戻って席についていると同じ文芸部の山田がやってきた。

山田「幸香、めがね辞めてコンタクトにしたら?お前よくみると目すげーかわいいぞ」

幸香は嬉しかった。たぶん1番山田に褒めてもらいたかったのかもしれない。

幸香は入学当初から優しい山田に恋心を抱いていた。

だけど山田には中学時代から付き合っている弥生という別の高校に通っている彼女がいたので諦めるしかなかったのだ。

山田との恋愛ははじめから諦めていたものの、それでも山田のことが友達として大好きだった。

だから山田に目がかわいいと言われたことは幸香にとってはとても嬉しいことだったのだ。


幸香は次の土曜日に早速コンタクトレンズを買いに行った。『コンタクトかえるのもおじさんがお小遣いくれるからだなぁ』と岩谷に感謝していた。

コンタクトレンズを手にいれた幸香は早速それをつけ目にアイラインを軽く入れてみた。

見違えるくらい目が大きく可愛くなった。

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