こんにちは、bishopです

ようやく行程の折り返しに入るワケですが…
日々に追われ気付けばもう1ヶ月以上経ってしまっとるやん‼️
と、1人焦ってます

今回は宿泊小屋のお話ですが、これまた初めての経験の為、自分的には盛り沢山な思い出ばかり
簡潔に出来る気がしません

そこんとこご了承くださいませませ






ようやく長い様な短い様な稜線歩きから、今日の最終目的地である大天荘が目の前に現れた
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ホッとしながら残りのゴロゴロ道を登りつめると…
時計15:54   大天荘 に到着ですッ
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予約した時間16:00ギリギリ
喜びも束の間、そそくさと新館の受付へ…
中は明るく、とっても和やかな感じがしたよ
どちらかというと燕山荘より入りやすい雰囲気(あくまで個人的主観です)
受付のお兄さんに
こんにちは!今日1泊でお世話になるbishopです!
元気よく言えた←燕山荘とはえらい違い…
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初めての小屋泊にドキドキだったけど、やっぱりウキウキのが勝ってるワケで
言われるがまま受付用紙を記入し、案内される

が!お兄さんが申し訳なさそうに言った
すみません 実は昨日床のニス塗りをしまして未だ乾ききってなくて…1階の廊下が隅っこの方しか通れないんですよ~

ナヌ?
 
大天荘のブログを事前からチェックしてたので、ニス塗りの件は知ってたが…ま、いっか廊下だけだもんね 全然OKです!
が、こちらの受付からは入れないので、旧館入り口を利用して渡り廊下を通り新館へ

↓この廊下の右側、人1人ギリギリ通れるスペースにテープが貼ってあったよ(この写真は翌日の朝)
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2階へ上がると…
コレコレ!写真でしか見た事なかった2段式で並ぶ部屋達
テンションはトップゾーンに突入
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階段上がったすぐ手前の部屋に他の方のザックがあった

そしてBはここを使って下さい!と一番奥の下段を与えられたあ、はい………えッッ
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ここ、1人で使っていいんですか⁈

はい!今日の宿泊客、4人だけなんですよ~
しかも他の3名様は男性なんで…
ここ、お一人でお使い下さい

いくらトップシーズンが過ぎた平日とはいえ、1つの布団に2人はないにしても、誰かと相部屋になるだろうと想像していたB
まさか一部屋貸し切りだなんて
更に隣部屋は無人!もちろん上段も無人‼︎

こんな快適な山小屋デビューしちゃって、今後大丈夫か?と心配になるが、ここは素直に
ラッキ~~
早速荷物を広げ放題

山小屋の夜は短いという…明日の準備とすぐ寝れる様に存分に部屋内を活用し、後の時間をゆっくり過ごそうるーん♪♪

小屋内を少し見学して、旦那や心配してる友にLINEする為に外に出る
大天荘の電波状況はdocomoなら館内でもOKだが、Bはau…auは外に出て、更に先程登りきった地点(つまりテン場の端っこ)まで行かなければ繋がらないのだ←この時はまだよかったのだが…

さて、時刻は17:20  夕食の時間だ
お腹空いたぁ~~~

食堂に入ると既に男性3人の姿と丁度食事が並べられるトコだった
さばの味噌煮とハンバーグがお選び出来ますが、どちらに?
ハンバーグでお願いします
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おおおおぉ~~~めっちゃ美味しそうやん!思ってたより数段豪華
熱々のご飯とお味噌汁もスタッフの方によそってもらいつつ、他の客に目を向けると…

まず目に入ったのは、ずっと付かず離れずで歩いてきたチリンチリンのオジさんだった
お互い顔を見合わせニーッコリ

そしてもう1人のオジさんも見覚えが…
そうだ!燕山荘前でお弁当食べてた人だ
あちらもBの事は覚えてて下さっていて、一生懸命写真撮ってた人だよね?と…
恥ずかしい…一人タイマーセットしては走ってポーズ決めてたトコ見られてた

チリンチリンオジさんは、元大阪の方で退職後、この長野に移住されたそうだ(羨まし過ぎ!)
お弁当オジさんも大阪の方で、Bのホームの1つである伊勢山上にも来た事があるそうだ(何か嬉しい地元愛)

後の1人は槍から縦走してきた2~30代の若者…無口な方だったなぁ
なので、オジさま方と3人で沢山お話しながらの食事だったよ楽しかったぁ~
初めてのアルプス縦走なのに1人で来たの⁉️
と、驚かれてしまった

もちろんご飯もとっても美味しかった
4人だけだからか、ハンバーグも熱々で肉汁ジュワ~(しかもBIG)
他のおかずも冷えてなく、お味噌汁は大天荘名物イベントの芋煮会を思わせる具沢山&里芋ゴロゴロで満腹になったよ

丁度夕食時に外はドシャ降り
山頂まで行かなくて良かった~~

しかし食べ終わる頃には止んできたので、日が落ちる寸前だけど山頂に行く事にしたよ
(だって明日降ったらヤだし…)
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靴を履いてたら、それを見たお弁当オジさんが、今から行くの?と心配そうに登っていくBを下から見ててくれた
何で山に来る人はこんなに温かい人が多いんだろう…いや、山に来るからそーなるのかな?
普段は表に出にくい、人としての温かい部分を山が引き出してくれるのかもしれない
10分もかからず大天井岳登頂
山頂は日も落ちて薄暗く、雨の名残かガスも出てたので、そそくさ下りるよ

その後、旧館の談話室へ
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Bはここでもやりたい事があったのだ
それは……

小屋でビールを飲む  

でもね、高所での飲酒は酔いやすいと聞く…
明日もまだまだ歩かねばならぬ事を考えると、1杯も飲んで大丈夫かな?こんなとこで体調崩したくもないし…
高山でビールも初めての経験 今回は慎重に…
あの~~…すみません、ビールって量を半分にしてもらえますか?お値段そのままでいいんで…

小屋のお兄さん…ヘッ?って顔してたけど、すぐに出来ますよ~と半分程注いでくれてこれ位でいい?と¥100安くしてくれた
変な客だと思われた事でしょうな
後々考えればちっこい缶ビール位担いでくれば良かったのか?
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人っ気のない談話室で、女43歳
1人でスルメをかじりながらビールをチビチビ
チラッと漫画読んだり、チラッとTVの天気予報見たり…
何か想像してたのと違う

賑やかに他の登山客と飲んで喋って…そんな談話室を想像してたので、いろんな意味で持て余す時間
仕方ないか…他の3人ももう布団に潜り込んだみたいだし、Bも部屋に戻ろっと

その後、歯を磨いて荷物をもう一度整理
夜中のトイレ用にストラップに付けたミニLEDライトを首から下げて、夜7:50敷き布団の上に広げた寝袋に包まった…


と、思ったら~
1分も経たず記憶ナッシング

こんな時間でも寝れちゃうもんなのね

次に目が覚めたのは12時過ぎだった目
お天気はどんな感じ?と窓から外を見ると…

ぅわおッ‼︎ 満点の星空ふわぁ~~☆
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(借り物写真です)
星空が近いッこれも見たかったので晴れてくれて嬉しい
外に出てみようかな…でも他の人起こすと悪いから、ここから見ていよっと
んで、しばらく見たらまた布団にモゾモゾ…
またも即寝でした

4時前起床

昨日用意しておいた寝起きセットを持ってソロソロと1階へ…(まだみんな寝てる様子なので)
身支度整えて外に出ると、まだ星空は広がっていたキレイ…

風が強目なので、小屋の脇に隠れてモーニングコーヒーを入れようコーヒー
今回は軽量化の為、普段のバーナーでなく師匠からもらったアルコールバーナーで湯を沸かす…

が‼︎…ここで事件が‼︎

不安定な場所で太い針金(?)のゴトクが歪み、鍋が落下からの下のアルコール入れも傾き、同時に地面には炎を上げたアルコールが溢れた

や、やべぇ‼︎‼︎

目の前には幅30cm高さ10cmの青い炎がメラメラと燃えている
消そうにも相手は燃焼用アルコール!アワアワしながらも燃え尽きるのを待つしかないので、他に引火しない様周りの物を避けて、風上から炎に覆いかぶさる様にガバティ姿勢のまま1分?2分?
もちろん画像を撮る余裕なし

ようやくアルコールが燃え尽き辺りは元の暗闇に戻った…

マジ焦りました怖かった…この山行で一番の恐怖でした
これを読んで下さってる皆さんのお叱りの声、甘んじてお受けします

やっと胸を撫で下ろし、再度湯沸かしにチャレンジ!今度はアルコール入れを地べたに直接置いて、鍋は手に持ったまま…ようやく温かいコーヒーを入れる事ができたよホッ

コーヒーを片手に、またスマホの電波を求めてテン場の先へ…
さ、寒ぃッッ
風が強く、体感温度は間違いなく氷点下…
かじかむ手で昨夜のうちに届いたLINEやメールに目を通し終え、冷めた残りのコーヒーを飲み干す

星空をもう少し見ていたかったけど、ムリムリムリ~と小屋へ撤収

歯を磨き、身支度を整えているとパッと小屋内の電気がついた
日の出まであと少し…パパッと準備だけして空身で山頂へ

相変わらず風はビュービュー寒い寒い
でも初めて見る高山からの御来光
この空の色が見たかったんだ~~
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どんどん赤みが広がる…ふと目線を反らすと
ん?んんん?あれはどー見ても
富士山でねーか⁈
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Bでもわかる、その風貌にテンション
うわぁ~~♪♪ と感動していると、お弁当おじさんもやってきたオハヨーございます!

おじさん、燕でのジタバタ自撮りを思い出してか
写真撮ろうか?
と言ってくれたのでお言葉に甘えてお願いします
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御来光は雲がかかってバッチリ見ることは出来なかったけど、切れ間から真っ赤な光が
これはこれで何とも幻想的な1日の始まりを迎える事ができたよ
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槍も染まることはなかったけど、穏やかな朝を感じさせてくれた
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もう少し待てば、雲の上から陽が出そうだったので、朝食の時間ギリギリまで待っていたけど、タイムオーバー
ハラヘリ×2~と駆け下りて、食堂へ…
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朝食はスパニッシュオムレツ?にソーセージ、サラダにとろろ芋、自家製梅干し好きなだけ
どれもハズレなしの美味しさで、ホカホカのご飯と味噌汁が冷えた身体に染み渡る

昨夜撮り忘れた食堂…夜はランプが灯されてますよ
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今日も1日歩く…山小屋泊が初めてということは、2日続けて歩き倒すのも初めてのB大丈夫か?
シャリバテせぬ様ガッツリ食べて部屋で出発の準備
受付兼売店でバッジなどのお土産を買い、ありがとうございましたと出発します

名残惜しい……
何度も振り返り、大天荘…ありがとう最高の小屋デビューが出来たよまたいつか必ず来るからね!
と目に焼き付けた
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そしてまた、これから歩く道を望む
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雲海がキレイ
アソコもアソコも越えて、その先の常念岳まで歩くんだ
どんな道なんだろう、どんな景色が見れるんだろう………
ワクワクはまだまだ続くんだ
それが嬉しくてたまらない

さぁ、行こうッ




いつまで続く?この山行記録…



読んでくれて