こんにちは、bishopです


なかなか進まない1人旅
これまでの大きな山行の様に、共に歩いた誰かがUPするのに甘える訳にはいかずスミマセン

ダラダラ続いておりますです


前回の稜線歩きの続きから始まります!






素晴らしい景色を独り占めしながら(後ろにオッちゃんもいるけど)気持ちいい稜線歩き

気持ちが高揚してるからか?何度も立ち止まって道草してるからか?全然疲れない

トットコトットコ進んでいくと…


お?
人だッ‼︎←ここは無人島か?
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この稜線でオジさん以外の人に初めて会った

どんな人かな?
どこから来たのかな?
どこへ行くのかな?
情報もらえないかな?

いろいろ思いながらそこへ行き着くと


時計13:35  大下りの頭だった
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そこで休憩してたのは自分よりははるかに若いソロ男性だった
こんにちは~~どちらからみえたんですか?
あ、こんにちは!槍ヶ岳からです
お天気どうでした?
始めは降られましたねぇ

Bは行く先を見つめて
これ…下りて登り返すんですよね…
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はははそうですね!
その笑顔をみて、こんな事聞いた自分が恥ずかしくなっちゃった
これ位のアップダウン…この人が歩いてきた道からすれば!ヘにもならん高低差なのだろうなぁ、と…

ここから大天井までで大変なトコありますか?
うーん…やっぱり大天井までの最後の登りかな?僕は今回ヒュッテの方から来たんですけどね

そっかぁ~やっぱりそうかぁ
出来るだけ体力は温存しておかなきゃな…
ありがとうと礼をいい、お互い
と歩き出したよ

得意な下りだけど、後の事も考えてゆっくり下り続け、鞍部に来ると目の前には階段が
階段苦手なんだよなぁ…どこまで続くのかなぁ
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稜線に出てからここで始めてブルーになりかけたけど、樹林帯をだいたい登り返したところでまだまだ続く稜線を見る…やっぱり顔がニヤけるねンフフフ


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槍サマもまだかろうじてトンガってくれている
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しかしデケぇなぁ~どんだけ見てても飽きない!
これで山同定出来ればもっと楽しいんだろうけど、やっぱり全然わかんないや
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あの奥のデーンと見えるのはドコだろう?
絶対聞いた事ある山だと思うんだけどなぁ…
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ムムッ
もしやあれに見えるは大天井かッ←向かう山さえ定かにできないって問題ありだよねぇ
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今日のゴールが見えて、俄然張り切るB

あ!お主はホシガラス君じゃないか
これで会いたかった鳥さん達に全部会えた~
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一生懸命何かを啄んでたよ

振り返って、このずっと向こうから歩いてきたんだよなぁ
まだ半ばだというのに喜びが沸き上がる
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青空も雲も近く感じる
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安曇野側は依然怪しげな雲行き…気を許してはならぬ
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テクテクテク…
ん?

冷たッ

顔にポツリポツリと水滴があたる
とうとう降ってくるか
するとやはり安曇野方向から遠くにドロドロドロと雷鳴らしき音が聞こえた

ヤベェ
慌ててとりあえずザックカバーだけ付けて、足を速める
何にせよ道草ばかりで到着予定時間もおしてきてる…
山神サマにお尻を叩かれてんだ!と思い、歩く事に専念しなきゃ

花の季節は終わりかけてるけど、まだホッコリさせてくれる子もいる
ピント合わす事なくパチリと撮ると、この子が言った
慌てちゃダメよ?
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うん、大丈夫!慌てずにしっかり一歩ずつ地につけて歩いてくよ、ありがとう

幸い雨はパラついた程度ですぐに止み、今日のゴールである大天井岳は目前
何度も見上げては大天井やぁとウフフ~エヘヘ~と顔が緩む
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と、その前に
今回の山行上で唯一の鎖場に出た



ふ~~~ん……

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ヨジヨジ大好きなBが、この鎖場を見て何を思ったか…わかる人にはわかるでしょう

そう…




の足りねぇ 




まぁ、初めてルートだし?ソロだし?極力危険な所は避けたいと思ってはいるが、数歩で通過しちゃって、岩萌えとしては不完全燃焼で終わっちゃった

もちろん一応慎重にここを下りましたよ
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で、喜作さん初めまして
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素敵な道をありがとうございます

さて、下りたら登る
いよいよ大天井岳に踏み出すゾ
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ちょろっと進めば
時計15:20   表銀座と常念方面との分岐
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燕岳と槍ヶ岳、そして北ア南部遭対協の文字が記された道標に1人沸き立ち、踊り出してしまいそうなテンションの上がりよう

そして今夜お世話になる、大天荘と書かれた岩の文字がカウントダウンに見える

反対側には大天井ヒュッテ…ここに泊まるって事は槍まで行くって事  ?生きてる内に来ることがあるんだろうか?
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しっかし、1ヶ月先にここを歩いたくーちゃんも、大下りの頭にいた兄ちゃんも言ってた大天井までの登り…確かにキツイーーッ
どエライ急登って訳でもないんだけど、地味~にしんどい

ひたすら単調なゴロゴロ道を登っていく…
大天荘まで500mの案内板に
あと500だッ ファイッッ
と気合い入れていくが、まだかまだかと進んだ先に目に入ったのは…

大天荘まで400m

まだ100mしか進んでないんかーいッッ

折れそうになり、休もっかな…と思うと、遠く後ろからチリンチリン…
 おっちゃんが来た‼︎
更にその後ろに男女ペアの登山者も見える
妙に焦る気持ちが芽生える

えーい!もう目の前やん
こんなとこでヘバっとらんと、行ったるでぇ~~

もはやヤケクソ気味に前を向き、眉間にシワを寄せてガツガツ歩くB

そこに……
お、チングルマも爺グルマになってるね
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姉ちゃん、苦しい時程楽しまんとあかんでぇ?
折角ここまで来たんやからなぁ~
爺さんがそう言ってくれたので、その通りだ
ここまでなだらかな稜線に甘えてた
この斜面を登り終えてこそ大天井に登ったといえるんじゃないか
1歩1歩登ってゆく…苦しみが楽しみに変わる…そして更に喜びになる事を山は今まで教えてくれてきたよなぁ


そんな事をしみじみ考えながら歩いていると、後方のチリンチリンも話し声も心地よく聞こえてくる
一緒の地を目指して歩いてるんだなぁと嬉しくなる
ゲンキンなものよのぅ

もう、大天荘まで~の案内を見ても何とも思わなくなった頃、ふと見上げると…


あッッ
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見えたーーーッッ











さて、ようやく1日目の山行が終わります

次回は、夢であった初山小屋での様子

どーなる事やら…



読んでくれて