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ストアカ 風間幸子
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こんにちは。
HRS日本ホテルレストランサービス技能協会テーブルマナー認定講師のSACHIKOです。

9月に入り、朝夕の涼しさが秋の到来を感じるこのごろ…
食欲が増して来ます(笑)。

さて、今の時期の会席料理でお目見えするのが「土瓶蒸し」。
今日は土瓶蒸しが出てきたときの食べ方をご紹介します。


割烹 ます田

さぁ、この重厚な土瓶!圧倒されますね。

この土瓶を見ただけで、気持ちがあたふたする人が多いのではないでしょうか。
気持ちが焦ると普通のことが分からなくなったり、何か特別なアイデアを思い巡らそうとして混乱。余計に敷居が高く感じる会席料理(笑)。

大丈夫、ゆっくりやっていきましょう!

①まず、お猪口の上に乗っているスダチを受け皿に下ろします。OK?
 ※受け皿に余裕がない場合は折敷の上に置きます。

②お猪口を注ぎ口の前にひっくり返して置きます。

③土瓶の蓋を開けずにお猪口に出汁を注ぎ入れ、お出汁を一番にいただきましょう。

④その後土瓶の蓋を開け、ひっくり返して折敷に置きます。


割烹 ます田

⑤ふわっと立ち込める香りを味わいます。ここでスダチを絞ります。

⑥スダチを絞ったらすぐには飲まずに、数秒立ってからお猪口に注ぎ入れます。
※そのほうがスダチの酸味がツン!と来ないですし、数秒置いたほうがお出汁に馴染んで、スダチの風味がまろやかになり美味しいです。

⑦絞ったあとのスダチは、また受け皿の上に置きます。
※受け皿に余裕がない場合は、折敷の上に置きます。

こうして、主役であるお出汁を2度楽しみます。

⑧次に、お猪口を受け皿代わりに手に持ち、土瓶の中の具を取り出して口に運びます。

⑨その後は、出汁と具を交互にいただきます。

⑩食べ終わったら、土瓶を元通りに戻します。
・土瓶の蓋を閉める
・お猪口を蓋の上に被せる

使ったスダチですが、受け皿に置いた場合はそのままでOKです。
受け皿に置く余裕がなかった場合は、土瓶の中にスダチを入れて蓋を閉めます。

いかがでしょうか。

めったに出会うことがない土瓶蒸しかもしれませんが、松茸と言えば土瓶蒸し。
この時期にあえて会席料理を利用してみてはいかがでしょうか。

献立の「椀物」「お椀」として出されるのが土瓶蒸しですが、お店によっては通常のお椀で旬の松茸を出す場合もあります。

土瓶蒸し目当てなら、椀物が土瓶蒸しであるかどうかをお店に確認しましょう。

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ストアカ 風間幸子