こんにちは。
HRS日本ホテルレストランサービス技能協会テーブルマナー認定講師のSACHIKOです。

毎週土曜日・日曜日および祝日、時々平日にテーブルマナー講座(洋・和)を開催しております。(総合受講者数1,109人)

素敵なレストランで緊張しないで楽しめる。もっとレストランに行きたくなる。レストランで恥をかかない、失敗しないためにリア充内容をお伝えしております。

前提として「カップル」というパターンでの内容ですが、誰が読んでも当てはまることがあると思いますので、ご参考にしていただければ幸いです。

あっ、レストランに慣れていらっしゃる方はスルーしてくださいね(笑)。

さて、料理をいただく前のスマートな乾杯は大丈夫でしょうか?(←【レストランへ行こう11】乾杯は夢の始まり!カッコ良くスマートに♪


(ラルジャン)

乾杯が済むと、ほどなくしてアミューズ・ブーシュが運ばれてきます。

アミューズは最初のおもてなし料理で、一口サイズの小さな料理に驚きの美味しさを秘めた一品。もっと食べたいと思うほどです(笑)。

アミューズ・ブーシュが美味しいとその後の料理への期待が高まり、どんな料理が出てくるのか、さらに楽しみにさせてくれます。

アミューズ・ブーシュはシェアする形で1つのお皿にまとめて出されることが多く、指でつまんで食べるフィンガーフードが一般的です。

アミューズ・ブーシュは無理して噛み切らず、一口で食べるほうがスマートです。

そして、アミューズ・ブーシュをシェアする際もエスコートをお忘れなく。

ナプキンの時と同様に(←【レストランへ行こう10】ナプキンを取るタイミングの落とし穴)、お相手に手を少し差し出して「どうぞ」というジェスチャーをしましょう。

もちろん、ほぼ同時ぐらいのタイミングで手を伸ばして、お相手と一緒にアミューズ・ブーシュをいただきましょう。

手に取る時間を空けすぎると、かえって不自然なエスコートになってしまいますので、あまり考え過ぎないでください。食事は同じタイミングで食べたり食べ終わったりしないと楽しくありません。

そう!実は、相手と同じぐらいのタイミングで食べ終わるというのが、テーブルマナーで一番難しいマナーです。

つまり、自分中心のペースで食べないということです。

大抵の場合、男性のほうが女性より早く食べ終わることが多く、女性からのお悩み相談が多いんです。

中には、食べているところを見られるのが恥ずかしくて、最後まで食べずに残してしまうという女性もいました。

これでは料理がもったいないですし、楽しい食事になりません。

ぜひ、お相手と食べ終わるタイミングに差がないように配慮していただきたいと思います。

どうやってすればいいかって?

お相手のお皿を時々視界に入れて、食べるのが早いなと思ったらナイフとフォークを一旦おいて、ワインを飲んだりパンを食べたりして時間稼ぎをしましょう。