こんにちは。
HRS日本ホテルレストランサービス技能協会テーブルマナー認定講師のSACHIKOです。

毎週土曜日・日曜日および祝日、時々平日にテーブルマナー講座(洋・和)を開催しております。(総合受講者数1,096人)

テーブルマナー講座の受講者さんからのご質問にお答えしたいと思います。

先日、季節の果物のパフェということで、さくらんぼがたくさん乗ったパフェを食べた時のことです。さくらんぼをたくさん食べられたのは嬉しかったのですが、たくさんの種に困りました。こんな時、スプーンに種を出してお皿に置けばいいのですか?

という内容でした。

いいですねぇ~、さくらんぼ♪
私も大好きです!



種と言えば、スイカの小さな種も口に入れてしまったとき、やはり食べずに口から出しますよね。また、葡萄の種も同様に。

多くの方が、種を手のひらに出す場合やスプーンの上に出す場合でも、片手で口元を覆い隠して種を出すと思います。

相手に見られて不快な思いをさせないように、とても良い配慮ですよね。

ですが!!!

いくら口元を隠しても、口から出した種はあらわにお皿の上に置かれます。

種の周りには、きれいに剥がせなかった果肉が残っていたりして、あまりキレイな状態ではないことが多いです。

そんな種があらわにお皿の上にあれば、見たくなくても視線が向いてしまいがち…
経験ありませんか?

この種出しの動作が”頭隠して尻隠さず”のことわざに似ている気がするのは、私だけでしょうか。(←はい、そうです!ワケワカメ)

ご質問の回答ですが、こんな時のために「懐紙」をお使いいただきたいのです!

懐紙は、和食をいただく際に手皿にならないためにあると便利なもので、受け皿替わりになる和紙です。(←他にも使い方はいろいろあります)

その懐紙をじょうご型にして口元を覆い、そこに直接種を吐き出します。

そして、懐紙ごとゴミ袋としてお皿の上に置くことで、あらわな種を見ることがなく、お皿の上も美しいです。

ということで、ベストアンサーは「果物の種は懐紙をお使いください」でした。

懐紙をさりげなく使えると、とても粋ですよ♪