夏のさなか、テレ朝「ぶっちゃけ寺」の高野山特集をたまたま見ていて、へー、面白そう!と思ったのが今回の旅のきっかけでした。
すぐに宿を検索したものの夏の間、もう良さそうな宿坊はどれも満室。もう少しリサーチが必要とまずはガイドブックを購入。深山に分け入り、厳しい修行をつむところだとずっと思っていた高野山。一般人も楽しくお参りできる観光地なのだということは、先のテレビで初めて知ったのでした。
宿坊については後ほど詳しく。まずアクセスですが、高野山はやっぱり遠いです。
始発ののぞみ、特別列車「天空」にに乗って高野山の中心街に到着するのに5時間半以上!でも翌日昼出発の1泊で、見どころは回れました。できれば2泊すると余裕ですね。
天空は本数が少なく完全予約制。しかも10日前朝9時からの電話受付でしか、個人客は席が取れません。三連休初日ですが、なんとか早めに電話がつながりました。
特等席は高野山に向かって右側のカウンターつき、窓に対して横並びのシート。私たちは右側の一番前でしたが、普通のツーシート。先着順で席は選べません。団体客が良い席を押さえてしまうこともあるためこれでもまあまあ良かったかな?
見どころのひとつ、竜王渓。紅葉はもう終わっているようです。朝晩は冷えますが日中は東京と変わりません。ダウン着て来たのに(~_~;)
天空に乗り換えず、そのまま高野山へ行く列車もありますが、見るとぎゅうぎゅう詰めでした。行きは余裕を持って空海、帰りは他の電車でもそう混まないので大丈夫かと思います。
普通の電車が乗り入れられる限界が極楽橋駅。風情ある赤い橋の写真を撮ろうにも接続するケーブルカーに乗り遅れまいとみんなダッシュ(~_~;)結局撮れませんでした。。。
日本有数の急傾斜を登る5分ほどのケーブルカーです。
平安時代に開かれた「一乗院」が私たちの宿。最寄りは二番バス乗場から乗ったバスを、高野警察前でおります。その警察署がなんとも素敵な建物で、思わずパチリ。
荷物を預け、一番時間がかかりそうな奥の院に向かうため目抜通りの門前町へ。お昼過ぎです。朝から何も食べてないけれど、適当におなかを膨らますくらいならまだ甘いもののほうが。。。と和菓子屋さんの「松栄堂」に飛び込みました。
江戸時代創業の老舗だそう。国内で契約栽培している仏手柑を使った人気の和菓子は売り切れており。。。
麩焼煎餅を二種類、サービスのお茶と一緒に簡易テーブルでいただきました。
日付はできるだけ新しいものを。また陽の光が当たっていないものを。食品を買うときの鉄則ですね。ひとさまへのお土産なら、必ずまず一つ買うか味見してからにします。ウッカリしていたら、紫の方は少し酸化したのに当たってしまいました。味的にも左のスタンダードなものがおすすめです。
「麩善」の笹巻きあんぷはなかなか美味な麩饅頭。
「上きしや」の焼き餅は柔らかくて薄め、かなり美味。
ベジーなカフェ「梵恩舎」がまさかの臨休で、代わりに「光海珈琲」へ。奥の院参道入り口、一の橋手前にあります。
お茶のつもりが、何故かガッツリ系。サービスは少し気になりますが、
メニューとお味はイケてました。
高野山の実際のおまいりはこのあとから、いよいよ始まります(^^)