東京&京都 ほぼ日刊 追求!美食道


三、四年前から恒例としてきた母とのさくらんぼ狩り。今年は福島へ!


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切り立った崖が美しい「塔のへつり」は、山の中の川沿いながら海水が侵食してできたといいます。名物という鮎の塩焼きをいただこうと思いましたが、まだ今の時期は昨年の冷凍ものだというのでやめました。いずれにしても天然ものとかではないようです。代わりに、今晩のおかず用に朝どりのきゅうりとアスパラを。かなりお安いです♪


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それから江戸時代のままの趣を残した宿場町の大内宿へ。重要伝統的建造物群保存地区とされており、電線や電信柱などは一切排除した美しい景観を保っているのだそう。蕎麦の栽培もあたりでされていて、水も美味しい場所なので蕎麦が有名です。で、事前に調べておいた蕎麦屋を二軒ハシゴ。


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有名な山形屋は築三百年以上の古民家。町並み展示館の目の前にあります。休みなく打ち続けられるトイチの蕎麦は十対一という珍しい配合。囲炉裏で岩魚を二度焼きしてくれるのは可愛いおばあちゃん。大ぶりの岩魚は近隣の川で育てられたものだそう。


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店頭では焼きたての特大お煎餅がいただけます。アミノ酸入りの醤油だれを塗るため、わたしは味つけなしにしてもらいました。


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山形屋だけでなく、メインストリートには同じようなかやぶきの民家が立ち並んでいます。民家といってもどこも、みやげものや食事どころ、はたまた民宿などを営んでいます。店の前には用水路のように川の水が引かれていて、その流れにラムネ等が冷やされています。山形屋ではこの水で、お茶用の茶碗を洗っていたほどですから、かなりきれいな水のはず。またガーデニングがとても素敵です。


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さて、少しあたりを散策してから二軒目の玉川屋へ。ここは一見、プレハブのような構えですし他の店のような雰囲気は味わえませんが、細めの二八蕎麦はなかなかです。ほんの数切れながら、三百円の新鮮な馬刺しもオススメ。美味しいお水もいただきました。ほかが混んでいるとき、便利かも。鳥居をくぐってすぐのところにあります。
おじいちゃんが猟をするそうで、自家製の熊の脂まで売ってました!店先には熊の毛皮が・・・その先にはひたすらのどかな、畑です。


尚、大内宿では白ねぎを箸がわりにかけそばをいただくのが有名だそうで迷ったのですが、母の「わたし、そんな食べ方イヤやわ」の一言で却下されました(^^;


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お年寄りが頑張って働いてらっしゃいます。派手に商品を置いているみやげものやさんが多いなか、本当に自宅の軒先で手造り品だけを売っている、という風情のおみせが。京都の田丸弥さんのとち餅は好物ですし、似たような甘いものも今回買いました。でも、普通のお餅にとちの実を入れてついただけのものは初めてみました。

お味付けのないトチモチは、栗の花の香りがしてちょっと癖がありますが素朴なお味でわたしは好き。そして、おじいさんが見せてくれたとちの実はまさに栗とソックリ! 植物に詳しい母もとちの実は初めて見たと驚いていました。


大内宿限定のおみやげ品です。山形屋の干し蕎麦はゆでる前に水につけておくというユニークなもの。中にわずかにあんの入った甘いとちもち(丸)と、つきたてのトチモチ(長方形)。


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さてかなりおなかもいっぱいにしてしまいましたが(汗)最後はさくらんぼ。でも残念ながら今年の農園はイマイチ…完熟が少なく、食味に不満が。来年にはアルケッチャーノと寒河江のさくらんぼを目指して、山形に行きたいな。