netflixで観ました ネタバレあり『PLAN 75』『ONODA 一万夜を越えて』 | 人生を気楽に♪

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男子二児の母が綴る日常。

『PLAN 75』

75歳以上が自らの生死を選択できる“PLAN75”という制度がある日本が舞台の作品です。

 

働きながらひとりつつましく暮らすミチ(倍賞千恵子さん)。

市役所の“PLAN75”申請窓口で働くヒロム(磯村勇斗さん)。

“PLAN75”を申請した人たちをサポートするコールセンターで働く瑤子(河合優実さん)。

フィリピンから単身来日しているマリア(ステファニーアリアンさん)は高給を求めて“PLAN75”の施設で働くことに。

 

 

 

以下ネタバレありの感想です。

 

 

 

ミチはつつましく暮らしていて75歳を過ぎてても働いて、

友だちもいて、ただ普通に暮らしてるだけ。

でも高齢だからという理由で(一緒に働いていた友人が仕事中に倒れた事がきっかけで)仕事を失ってしまいます。

その後なかなか職も見つからず、

部屋を借りる事も高齢で身内がいないという理由でできません。

なんかね、

“PLAN75”使って死ぬしかない状況に追い込まれて行く感じです。

 

結局はお金なんですよね。お札

この制度を作った人たちは絶対この制度使わないですよね??

 

で、死を選んだミチのサポートを始めた瑤子は

ミチの人柄に親しみを感じ始めてモヤモヤするんです。

 

ヒロムもヒロムで疎遠だった叔父さん(たかお鷹さん)が

“PLAN75”を利用すると知って。。。

 

マリアはその施設で亡くなった人の

遺品処理などの仕事をしています。

 

 

何て言うか、映画なんだけど

ドキュメンタリーのように、

それぞれのパートが淡々と描かれてる印象です。

 

ミチは結局最後その施設を抜け出して生きる選択をします。

だって、ミチは本来死にたかったわけじゃなくて

それしか選択肢が無いようになってしまっただけ。

人間、「生きる」という本能があるわけですよね。

ただ生きることができないなんて

そんな世界怖いです。

 

そしてその負担は若者が担ってる。

精神的負担、多すぎます。

さらに最終的な部分は海外から働きに来た人に…って。

皆心がおかしくなっちゃうよ。

全くもって優しくない世界。

 

重いわ。テーマが重い。

でもって、将来が不安になる内容。不安

だけど、これは観て考える必要がある作品だと思いました。

 

 

 

 

『ONODA 一万夜を越えて』

1944年から1974年までジャングルの中で

30年間生き抜いた小野田さんの伝記映画です。


 

陸軍中野学校では「自分で考えて行動しろ」と教育されるけど

国への忠誠はもう洗脳のように染み込んでいるようでした。

 

こちらの映画は実話をもとに作られていますので

戦争の怖さを改めて感じます。

 

 

 

 

 

重い内容の映画2作品の紹介でした。

次は気持ちが軽くなるものを観よう。。。