そもそも何なのでしょうか?



原作者の藤子F不二雄さんが亡くなってからもアニメが続いているということで、人気アニメであるということは間違いないと思います。


僕なりにこのことについて考えてみますに、日常を基調にしていることが非常に大きいと思います。


描かれるのはのび太を中心としたキャラクターの日常です。


周知のとおり、ドジで鈍間なのび太がいて、しずか、スネオ、ジャイアンといった個性的な面々がそろっている。


基本的にのび太は弱者として描かれています。


そこで、ドラえもんという日常から離れたキャラクターが登場し、のび太に力を貸してくれる。


ドラえもんの道具は私たちにとってあり得ないものばかりなんだけれども、非現実のことのような気がしない。


ドラえもんのほかにも長寿アニメということで考えますと、サザエさんやちびまるこちゃんといったものが思いつきますが、これらも日常を描いたものですね。



日常を描くことがなぜ人々をひきつけるのかというのはなかなか難しい領域になってきますが、最も単純に考えるなら、もしかしたら、この世界のどこかで起こっているかもしれないという気持ちを視聴者に起こさせて、意識の中でアニメの世界を現実の世界と結び付けさせ、親近感を植え付ける。


こうして、私たちはあまり違和感を覚えることなくドラえもんの世界を受け入れ、想像を膨らませることができるのかなあと思います。



今回は難しすぎるテーマを選んでしまったようです。


こういったドラえもんの根本についてのことは1回では十分に考えきれないので、今後何回も書くかもしれないです。