今年は、本当に春が来るのが早いです。
先週、仕事で桜を使った撮影があったので、残りを頂いてきました。
桜は和風に楽しむのもいいのですが、私自身、
わざと飲み終わった牛乳瓶や
使い終わった古いガラス瓶にいれて、
くだけた雰囲気で眺めるのが、なんとなく気に入っています。
今回使ったこのガラス瓶も、より肩のこらない古びた感じ?!にしたくて、
ビンのまわりの取りきれなかったシールもそのまま、くっつけたままにしてあります。
さすがに、写真を撮るのに文字が読めてしまうと
興ざめだと思うので、後ろに回してありますが、
実際は「賞味期限」「材料」などが細かく書かれていて結構、アバウト。
でも、このガビガビしたシールの跡がなんとも味わいがあるように思えて、
そのままほったらかしです。
実は、この桜を無造作にアレンジするスタイリングは
海外のインテリア写真にヒントを得ています。
数年前に見たその写真は、寒々とした部屋の片隅に、
桜の枝が空缶に何本もバサッといけてあってなんとも絶妙で、いい感じ。
その印象がとても鮮烈だったので、それ以来、
私も古びたアンティークと桜をマッチングさせて楽しむようになりました。
空き缶やビンでつくるスタイリングなので、お金もかからないので
毎年一回は桜の季節にこれを作っています。
そうそう、余談なのですが、
このときの写真の中に、ジュースの空き缶が使われていたのですが、
それが、かなりおなじみの日本の製品。
ピンクのパッケージで流れるような漢字で
「桃の天・然・水」と^^
これが、英語やフランス語など読めない、意味の通じない海外の言葉なら
なんともおもわなかったのでしょうが、意味が通じてしまう日本語では
そこがばかりに目がいってしまって、桜以上に印象的でした(笑)
でも、きっと、日本の写真やデザインも海外から見たらきっとこういうのが多いのだろうなあ~
私もアートディレクションの仕事で妙な横文字を飾りに使ったりしてしまうもの・・・・
「やっぱり、文字には気をつけないと・・・・」
ちょっと反省するきっかけになった作品でもありました。
ぽかぽか陽気が続きますが、
朝晩の寒暖の差が結構ありますので、皆さん、風邪など引かないように
過ごしてくださいね~
本格的な桜の開花はもう、すぐそこです。
更新がんばります。