【 迷い猫 】
木に貼られた
1枚の迷い猫のチラシ。
そこにはこう書かれている。
「誰かこの猫を見ませんでしたか?」
「猫の名前は“Toots”、痩せ型のブチ猫です」
「8月15日(水)から姿が見えなくなりました」
「首輪はつけていませんが、マイクロチップをつけています」
「(見かけた方は)連絡ください。エミリー」
この文面から飼い主の心配する様子が手にとってわかるようだ。
そして、Tootsの似顔絵が描かれているのだが、やけにシンプルなのだ。
使われている画材は
黒のサインペンのみ。
一筆書きされた輪郭に目、目、鼻、口、そしてヒゲが書き足されている。
Tootsはブチ模様の猫ではなかったのだろうか。
とにかく探すにはヒントが少なすぎるのだ。
ネットユーザーも「これは見つかるかな」と心配しているようである。
もしかしたら小さな子どもが描いたのかもしれない。
そうなら決して笑い事ではない。
しかし、これではいくらなんでも難易度が高すぎる。
写真を添付するか、もう少し特徴をビジュアル化したほうが見つかりやすいと思われるのだが……。
行方不明になって
1カ月近く経っている。
見つかっていることを願うばかりだ。
探す気ないやろ(--;)