今日は桜桃忌です。
没後60年の今年は「斜陽」の映画化 (公開は来年5月予定)も発表されました。佐藤江梨子さん、かわいくて好きなのでちょっと期待です。
 
いつも読み返すたび目の前で語りかけられるような独特の作風は、60年という長い年月の隔たりも感じさせません。

毎年熱心なファンがこのように 訪れているなか、中学1年で読んだ「ヴィヨンの妻」以来、熱心さでは人後に落ちないつもりでいるくせに、せっかく青森に行っても生家のある金木を訪れるわけでもなく、何度も東京に出向きながらこの三鷹まで足も伸ばさず、憧れの度合いとはまるで無縁なこっそりファンの私。
 
ところが3年前こっそり禅林寺に行くことができました。
6月19日でもなく月命日でもないただの平日。

境内にも墓地にも誰もいない夏の昼下がり。

三歩進むたびに群がる蚊の大群。
墓前には誰かが供えた、愛飲した黄金バットの新品がひと箱。
花も手向けず線香もあげずでしたが、不肖ワタクシこのトシになってやっと墓前に辿りつきました、とお詫びしながら静かに合掌してきました。
 
今日のようなイベントに参加することは無いと思いますが、遠く離れていても毎年こっそり黙祷しております。
太宰センセイ。