今年最後の居酒屋めぐりへ。
15歳も年上のオヤジとふたり、ひさしぶりに阿倍野の明治屋で集合です。
暫く来ないあいだにチン電の西側はますます区画整理が進んで、見覚えのない店がたくさん並んでいました。その真新しさと仮設っぽい造りが記憶の町並みにぜんぜんハマりません。
この日の発見は燗場に入っていた剣菱。松竹海老オンリーと思っていたのに、なーんだそれでもいいのねって感じです。
長居が無粋なこの店を燗酒三合で早々に切り上げ、寒風の中を歩いて新世界・半田屋へ移動。
琵琶湖の魚(名前は忘れた)の甘煮をすすめられたけど淡水魚なので全く箸がつけられず、あくまでセットアッパー的な感覚でおでんの芋とこんにゃく。
役に立たない会話ばかりユルユルやって、このあたりでようやくペースが合ってきました。でもって、さあ坂町にでも戻ろうと話がまとまったところが、オヤジはなぜかスイスホテル35階のスカイビューラウンジへ行くと言います。
なんじゃその統一感の無さは。
というかおっさんふたりで行く場所じゃない気が。
カジュアル=男ふたり=ゲイの絵ヅラじゃね?
「ひとりでもけっこう来てんねんでココ」
と極めて日常的な店なのだということを強調しながら、普段は飲んだら豆をつまむくらいしかしないくせにココでなぜか本格ピザをがっついて、ますます統一感のないオヤジはさらにおかわりまでしてすっかり満足げです。
満足したので本来の路線へ戻って地上へ降り、千日前「丸一屋」
5分前まで地上35階360度パノラマビューでシャズピアノを聴きながらシングルモルト飲んでたのに。この落差…。
ハシゴの常として後半はもう食べる気力などすっかり無く、ポテトサラダひと鉢を間に置き再び燗酒です。
こだわりなく安酒飲んでるから、今夜はノド乾くだろうなあ。
そんなこんなで、いつものように静かに飲んでそこそこ酔って騒がず怒鳴らず低く歌ってアホな話と哀しい話をちょっとずつして、電車のある時間にお開きとなりました。
つきあいとはかくも「何もない」シヤワセでありたいと再確認した夜です。

