世に美味いものをいろいろな人からいろいろと聞きますが、ハッキリ声に出して言いたいことがあります。
 
値が張ってうまくてもあたりまえだ!
 
と。美味いものや旨いものは値段も高くて当然だという考え方には、希少価値という経済原則の例を除けば、どうも素直に納得しがたい気分です。

さらに、人様の台所から出してもらうのだから言い値結構が当然と分かっていても、しかしそれを漫然として、時々でも受け入れている自分はかなり腹立たしい。
安物買いの銭失いとは、安物を買ったからではなく価値を見きわめる努力を怠ったから、カネを失う気がするのでしょう。必要として熟考のすえ手に入れたモノは安価だからといって無駄になるわけでもありません。
そういう意味でも、うまいものを気構えず楽しむには、それを考え探す努力が必要でもあります。
安くて美味いのが価値ある「うまいもの」。まさに声に出したい日本語です。

 

長い前フリでしたが、そういう意味でうまいもの好きの自分が、あまり人に教えたくないけれど、自説を主張したからには具体的に証明しなければ信用されないので、ちょっと例を披露します。


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新世界「更科」
 界隈で酔って小腹がへったら、ここでもり蕎麦。650円。
 リアル昭和な店内では、酔いも手伝ってNHK連ドラの主役にでもなった感じがします。

 

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中之島「中之島倶楽部」
 200食限定のオムライスは680円。「限定」に値打ちを感じるような野暮はいけません。
 丁寧に作れば200個で「限界」なんです(たぶん)。

 

安価で美味なものはその数量も少ないので、自分が食いっぱぐれる危険を覚悟で披露しました。
なんば「グリル清起」のハンバーグ、天神橋「東海園」の坦坦麺、千日前「おかる」のお好み焼き、南森町「播鳥」のささみしそ巻きなど、味が値段を超越する例はまだまだ、まだまだあります。