イヌイットやアフリカの赤ちゃんが無駄に泣かない理由 | バースカフェ公式ブログ

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誕生と命の大切さを分かち合うバースカフェの活動記録

 

バースカフェの中で「自然なお産の大切さ」をいつも伝えさせていただいていますが

 

どう生むか、どう最初の数日を赤ちゃんと向き合うか?

どう育てるか?

 

これが大きく未来を変えます!!

 

バースカフェの運動は世界平和の実現に近づく道!!

 

下記のお話しがすばらしいのでシェア♪

 

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「イヌイットやアフリカの赤ちゃんが、無駄に泣かない理由」

 

イヌイットやアフリカの先住民系部族の赤ちゃんは、無駄に泣かないことが普通のようです

 

先進国における赤ちゃんのイメージはそもそも、よく泣くものとされていますが、

イヌイットやアフリカの中では赤ちゃんが泣いているときは何か問題や原因があるとされています

同じ人間の赤ん坊で、なぜこのような違いがあるのでしょうか

 

赤ちゃんは生まれる前には、羊水の中で成長します

羊水が体温と同じ温かさであることと、ほとんどが水分から成る

人間の身体が羊水のような水中にいることから、

赤ちゃんの皮膚の感覚は羊水の中ではほとんど刺激されません

 

私たちが体温と同じお風呂に入ったときに感じる膨張したような心地よさと

同じ感覚が赤ちゃんにもあるわけです

赤ちゃんは、この極楽のような羊水と、お母さんの子宮の壁にとてもべったりになります

 

その居心地のよい母胎の液体からいよいよ産み出されると、

体温よりずっと低い温度の気体に包まれます

そうなると、赤ちゃんは皮膚感覚が刺激され、敏感になっていきます

ここから、赤ちゃんの子宮回帰が始まります

つまり、子宮のような空間や温かい人肌を求めていきます

 

欧米式の育児方法では、赤ちゃんが泣いてもすぐには抱いてはいけない、添い寝もだめ、

放置により自立を促すという方式です

しかし、イヌイットの育児方法では、赤ちゃんが生まれると、トナカイの毛布でできたおむつをし、

その上からさらに毛布で固くラッピングするように巻き、背中におんぶをします

 

このラッピングは赤ちゃんにとって子宮のような感覚に似ているとされています

また、添い寝やスキンシップが日常的です

これにより赤ちゃんの心理的安定をうみます

アフリカや戦前の日本の育児方法でも似たような方法をしています

 

戦後から入ってきた欧米式の育児方法により、日本も今では変わってしまいましたが、

赤ちゃんの全身を揉む「小児按摩(あんま)」も日本の伝統的な育児方法でした

これは、循環器系、泌尿器、免疫系、神経系、呼吸器官、胃や腸の消化器官をすべて刺激します

動物においては、特に哺乳類などが赤ん坊の全身をきれいに舐める行為がそれにあたります

 

ニューギニアの部族を研究した文化人類学者であるマーガレット・ミード博士は、

赤ん坊と肌を密着させた部族と、バスケットに入れて肌を密着させていない

部族の研究調査をしました

結果、前者の肌を密着させるアラベッシュ族は、非常に穏やかで、

争いごとがないことがわかり、

一方の肌を密着させていない放任的なムンドグモール族は、

攻撃的で争いごとが好きであることがわかりました

 

このように、人間が感情を生み出すのは、実は脳ではなく、

むしろ皮膚や(腸などの)内臓であるとも言われています

 

赤ちゃんや子どもの心は、実は肌にあるといってもいいかもしれません

 

※参照:

http://www.naturalchild.org/guest/claire_niala.html

山口創 著など