このところ神社神道の中での信仰グループ別に記事を書いていますが、
総本社(総本宮)の公式サイトや他に信仰別神社数などを調べてあったサイト、それからWikiでの情報など調べ直していると、これまでの信仰別神社数と合わない事がよくあるので、改めて公式サイトの発表数を軸に作成し直しているところです。
以前のデータが30年ぐらい前の古いものだからという理由では片付けられないほど、公式サイトで発信しているのが桁違いに違っている信仰グループもありました。
例えば稲荷信仰なんて、旧データで2970社なのに、総本社公式サイトでは「全国約3万社」ある稲荷神社になっている。
それに、これまでのデータは合計すると38734社にしかならない。
神社本庁は全国約八万社を包括しているって話なのに。
逆に各々の信仰グループの総本宮(総本社)公式サイトが発表している分社数で合計すると、今度は24のグループで、もう13万社を超えてしまう。
信仰別神社数のランキングも変わってしまいました。
- 八幡信仰 約40600社
- 稲荷信仰 約30000
- 伊勢信仰 約18000
- 天神信仰 約12000
- 諏訪信仰 約10000
- 山王信仰 約3800
- 八坂・津島信仰 約3053
- 熊野・白山・恵比寿信仰 各約3000
- 住吉信仰 約2300
- 貴船信仰 約2000
こうした信仰グループ別に御祭神の神々も見てみると、
素戔嗚尊(すさのおのみこと)と、その子孫が、上位24の信仰グループのうち、11グループの御祭神になっています。
もう一つ、賀茂信仰についても今調べている所なんですが、そちらも鴨一族と歳神と繋がっているならば、素戔嗚系になりそうです。
多くの神社で祀られている御祭神が素戔嗚系(出雲系?)
もっとも、祇園・天王信仰と熊野信仰は、神仏分離の時に取って付けたようなかんじなんですけれど。
あと宗像三女神も、一応、素戔嗚系に入れました。
誓約で天照大御神が生んだとする解釈もありますが、田心姫が大国主命と結婚して子を生んで、須佐之男命の子孫として繋がっているので。
天照大御神は全国津々浦々の神社を通じて家庭の神棚に神宮大麻という御札で祀られていますから、神社数は1番じゃないけど、日本一祀られている神様だと思います。
…で、いつも思う。
三貴子のうち、月読尊の存在感だけ薄すぎなんでは?