今、数日前に書店に行って入手してきた『図説 ここが知りたかった!神道』武光誠・著という本を読んでいます。

こちらの著者・武光誠氏の本は市立図書館で置いてあったので、以前、借りて読んだ事がありまして、神道の世界観の解釈など内容的に面白いと思っていました。

その本はもう随分前に出版されたもので、書店で売られているのを見る事は無かったのですが、おみくじで示された吉方位にある書店に出かけたところ、幸運にも最近、装いも新たに出版されていて手に入れることが出来て良かったです。

神恩感謝ニコニコラブラブ

 

 

この本は下記の4章から成り立っています。

  1. 厄落とし・厄払い入門
  2. 開運の知恵袋
  3. 神詣でと神棚の祭り
  4. 神々の系譜と神道の歴史

私には同感することもあれば、『いやいや、そこは違う』と思うところもあります。

他の神道関係の本でも言われている事も含まれていますが、

その中で特に印象強かったのが、3章の「氏神詣でが神道の基本」日本の国土は全て神様の土地、ですね。

 

神道の世界観、世界は平等な霊魂の集まりと題して、図解されていて、

霊魂が円環になって並び、自然現象・器物・生きている動植物・生きている人間・死者・その他でくくってます。

その円環の生きている人間の一部に「自分」がいて→を各方面に向けて祭る

そして「神は祭らない人間を罰することはない」と、死者から自分に向けての点線→について解説してあります。

そして沢山の霊魂に対し、自分が祭るものだけが神になる 

と、あります。

 

日本の神と人間の関係は、自分の好きな人間と付き合い、何かの折に助けてもらう人間関係と似ているんだとか。

 

もっとも、まず、いつも自分の住んでいる地域をお守りくださっている氏神様をお祀りするべきとも書いてある。

 

一方、外国の唯一神宗教の神の概念図も対比されていて、

そちらは「創造主」が唯一絶対の存在として、上から人間を創造する↓を下ろし、

人間は神の意向に沿って生きる服従の↑で、背くと罰を受けます。

どこに引っ越そうと神様が変わる事はありません。

 

そんなこんなで、自分が祭るものだけが神になるという考えは、非常に興味深く考えさせられました。