すみの江の 神のめぐみに 満つるとも しらでや舟の 行きかよふらむ
順風につつがなく進む運気である。
いささかも疑うことなく目的に邁進するがよい。
唯自らを頼み過ごすことなく神の恩の厚きを思って、
諸事慎み深く、常に穏やかに心を静めているのがよい。
(鶴岡八幡宮の鳩みくじより)
私なりの解釈
こちらは先日鎌倉の鶴岡八幡宮で引いたおみくじだけあって、
住之江の神のめぐみに…と、住吉大社・住吉三神と八幡様の深い繋がりを思い起こさせるものでした。
住吉神が第14代・仲哀天皇の后である神功皇后に神憑りして、
「熊襲より新羅を討ちなさい」と御神託を告げられたが、
仲哀天皇はそれを疑ったので崩御してしまったと言うエピソード。
その後、神功皇后が、のちの応神天皇を身ごもったまま、ご神託通りに出征し、新羅を征討した。そこで神功皇后は住吉神に深く感謝し、大阪の住吉の地に祀った。これが住吉大社創建由緒。