唯自らを頼み過ごすことなく | 心の鏡

心の鏡

このブログは主に神道について書いています。ブログタイトルの心の鏡とは内在神を表し、神社のおみくじの神の教に「神様の御光が我が心の鏡に映るその時、凡ての心の曇り、心の闇は晴れゆきて、広き明き御恵みを授かる事が叶う」とあったところから命名しました。

 

すみの江の 神のめぐみに 満つるとも しらでや舟の 行きかよふらむ

順風につつがなく進む運気である。

いささかも疑うことなく目的に邁進するがよい。

唯自らを頼み過ごすことなく神の恩の厚きを思って、

諸事慎み深く、常に穏やかに心を静めているのがよい。

 

(鶴岡八幡宮の鳩みくじより)

 

  私なりの解釈

 

こちらは先日鎌倉の鶴岡八幡宮で引いたおみくじだけあって、

住之江の神のめぐみに…と、住吉大社・住吉三神と八幡様の深い繋がりを思い起こさせるものでした。

 

住吉神が第14代・仲哀天皇の后である神功皇后に神憑りして、

「熊襲より新羅を討ちなさい」と御神託を告げられたが、

仲哀天皇はそれを疑ったので崩御してしまったと言うエピソード。

 

その後、神功皇后が、のちの応神天皇を身ごもったまま、ご神託通りに出征し、新羅を征討した。そこで神功皇后は住吉神に深く感謝し、大阪の住吉の地に祀った。これが住吉大社創建由緒。