以前にも長寿のご加護がある御祭神は記事にしていたのですが、最近仕入れた情報で他にもあると知りましたので、ここに紹介いたします。

 

 

《御神徳》長寿

 

多賀大社 (御祭神)伊邪那岐大神・伊邪那美大神

滋賀県犬上郡多賀町に鎮座する多賀大社。『古事記』に「伊邪那岐大神は淡海(近江)の多賀に坐すなり」と記述がある。

養老年間(717~724年)に、第44代・元正天皇の病気平癒を祈願し、多賀大社の神官が強飯(こわいい)を炊き、しでの木で作った杓子を添えて献上したところ、たちまち全快したという由来から作られるようになったお多賀杓子は今でも延命長寿を願う参拝者の縁起物として人気になっている。

御祭神は、国生み、神生みをなされた生命の祖神様なので、病気平癒・延命長寿の御神徳は納得です。

 

そう言えば、私もテレビで観た事あるかもしれない。杓子の沢山ある大社。

でも、もう今更だけど、それは杓子じゃなくて強飯の方にエネルギーがあったんじゃないかと思う。

 

多賀大社が遠い場合、多賀神社の名称じゃなくても、近所の神社に御祭神として伊邪那岐大神・伊邪那美大神が祀られている事があります。

十二所、十二社、伊佐須美、七社、白山、天祖、三峯、熊野など。

伊弉諾尊・伊弉冉尊

白鬚神社 (御祭神)猿田彦命

滋賀県高島市に鎮座する白鬚(しらひげ)神社。御祭神は猿田彦命

猿田彦命は天孫降臨の時に道案内をした、道開き、交通安全の神としても知られていますが、

こちらの社伝では11代垂仁天皇の命を受けて伊勢の神宮を創建した事で知られる「倭姫」が、この地を訪れ、社殿を建立したのが始まりとされる。

のちに猿田彦命は「白髪で白いひげを蓄えた老人の姿」をしていると考えられるようになり、長寿の神として信仰されている。

毎年9月5日・6日に行われている「なる子まいり」が有名で、数え年で2歳になった子供に本名と別の名前を与え、その名前で3日間呼ぶと、健やかな成長と延命長寿の加護が授けられると言い、その子は一生幸福に過ごせるという。

 

…と、いう事で、数え年2歳を過ぎてしまった人達には…。

ま、コーヒーでも飲んで下さい。

 

 

 

 

飛瀧神社 (御祭神)大己貴神

和歌山県の熊野那智大社摂社の、滝をご神体とする原初の信仰を伝える神社です。

飛瀧(ひろう)神社は神武天皇が創建したと伝えられる熊野の古社で、神武天皇はその瀧を大己貴神(おおなむちのかみ)が現れたご神体として祀った。

現在は摂社となっているが、この祭祀が熊野那智大社の起源となっている。

熊野は中世には浄土の地とされ、飛瀧権現とも称された那智の滝は本地を千手観音とされた。

那智の滝の水は古くから延命長寿の水として伝わる。

 

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やはり、ここでも大己貴神(おおなむちのかみ)が祀られているわけですね。

 

関東では大国主神(あるいは命)となっているのも含めると、氷川、神田、五條天、武蔵御嶽、福徳、居木、大國魂、田無、根津、小野、諏訪、出雲大社東京分祠、須賀、出雲大社新宿住友ビル分祠、などの神社で数多く祀られています。