神棚に拝する前には手や口を清め、『二拝二拍手一拝』がお参りの仕方の基本ですが、

より丁寧に、その前に二拝してから『神棚拝詞』を読み上げるお参りの仕方があります。

神社本庁の公式サイトにございました「暮らしの中の神棚 お神札を家庭に」から引用させていただきご紹介します。

そこには「神棚拝詞や略拝詞などが書かれた『神拝詞』を無料でお送りします。」と、QRコードなどもありました。

神棚拝詞

このかむどこにます  かけまくもかしこき

此の神床に坐す 掛けまくも畏き 

 

あまてらすおおみかみ・うぶすなのおおかみたちのおおまえを

天照大御神・産土大神等の大前を

 

おがみたてまつりて かしこみかしこみもうさく

拝み奉りて  恐み恐み白さく

 

おおかみたちのひろきあつきみめぐみを かたじけなみまつり

大神等の広き厚き御恵を   辱み奉り

 

たかきとうとき みおしえのまにまに なおきただしき まごころもちて

高き尊き  神教の随に  直き正しき 真心もちて

 

まことのみちにたがうことなく  おいもつわざに  はげましめたまい

誠の道に違うことなく 負い持つ業に 励ましめ給い

 

いえかどたかく みすこやかに  よのため ひとのために つくさしめたまえと 

家門高く 身健やかに 世のため人のために尽くさしめ給えと

 

かしこみかしこみももうす

恐み恐みも白す

 

 

神棚拝詞の意訳

この神棚に仰ぎまつる、申し上げる事も恐れ多い天照大神、この土地にお鎮まりになっている産土大神の御前を拝して謹んで申し上げます。

神々の広く厚い御恵みをもったいなく思い、高く尊い神の教えの通り、

素直で正しい真心によって人の道を踏み外すことなく、従事する勤めに励むことができますように、家が栄え、家族も健康で、世のため人のために尽くさせてくださいと、恐れ多くも申し上げます。