最近、神職が祭りの前に行う斎戒、潔斎、物忌みなどについて書いていたところですが、昨日、うちの近くの氏神神社にお参りした時に引いたおみくじには、神の教えとして、このように書かれていました。
天地いっぱい広がる力、神と一つになった時
肉体に制約される人間の力は、誠に小さくか弱いものですが、
神様に通じ、神様と一つになりきれば、
果てしなく大きな強い力となっていくのです。
日々ひたむきに神様を仰ぎ敬い信じ、御一体になるまで拝み続けましょう。
神様の御恵(みめぐ)みの御光(みひか)りが
この身に家庭に満ち満ちて、屹度(きっと)、大きな幸せが与えられます。
これを読んで、やはり、心からの敬神、祈り、信仰心が、神様と通じ、神様と一体化するんだなと思いました。
本当にいつもおみくじには、その時々の私の考え・思い・迷いなどの問いに合った答えが書かれていて導かれます。
以前インターネット上で見た話しですが、
復縁祈願のお祓い(正式参拝)をしたのにご利益が無かったので、
「お金を出してお祓いしたのに悔しい」というような内容のコメントがあって、
『何か一般の商品やサービスの購入と同じような感覚で、お金をかければ効果・ご利益が絶対に得られるという前提でものを言っている所が変だなぁ』と思った事がありました。
また別の人で、有名な神社に縁結びの祈願をしてきてから数か月過ぎても効果がなかったので、「効果が見られないから、もう一度参拝したほうがいいかな?」と質問しているのを見て、これまた困った時だけの神頼みで、毎日家の神棚にお札を祀って祈っている様子も無く、ただ有名神社だからご利益あるんだろうと思って期待して行ってみたのに、無いのはおかしい、ちょっと神様にクレームいれに、あるいは催促する為に、もう一度行ったほうがいい?みたいな考えが透けて見えてしまいました。
日ごろから敬いもしていないくせに、ご利益だけを要求されてもねぇ…