戦後、国家神道は廃止され、伊勢神宮を中心に全国の神社が集まって民間の宗教団体として「神社本庁」が設立されました。
これまでの平安時代に朝廷によって認定された『延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)』にある式内社(しきないしゃ)や、明治時代になり新政府によって『延喜式』にならい再序列化した社格については、当ブログでも記事にしていましたが、現代の神社体系は、まだでしたね。それでは遅ればせながら…
現代の神社体系
現代では、まず神社本庁が包括している神社か否かに分かれます。
神社本庁被包括神社
98%くらいは【神社本庁被包括神社】で約8万社
単立神社
神社本庁など包括的な宗教団体に属さない神社【単立神社】が約2000社
小さな祠なども含めると約20万社ともされる。
別表神社
神社本庁被包括神社、約8万社の中の約350社
神職の人事などで特別な扱いをされる神社。
「神社本庁規定」の別表に記載。
勅祭社
天皇陛下から勅使が遣わされる祭礼のある神社。
神社本庁被包括神社の中の別表神社の中の15社(下記参照)に、
単立神社の靖國神社を加えた16社。
下記の順番は、数を分かりやすくする為に振ったもので深い意味はありません。
- 賀茂別雷神社(京都府京都市)
- 賀茂御祖神社(京都府京都市)
- 石清水八幡宮(京都府八幡市)
- 春日大社(奈良県奈良市)
- 熱田神宮(愛知県名古屋市)
- 出雲大社(島根県出雲市)
- 氷川神社(埼玉県さいたま市)
- 鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)
- 香取神宮(千葉県香取市)
- 橿原神宮(奈良県橿原市)
- 近江神宮(滋賀県大津市)
- 平安神宮(京都府京都市)
- 明治神宮(東京都渋谷区)
- 宇佐神宮(大分県宇佐市)
- 香椎宮(福岡県福岡市)
- 靖國神社(東京都千代田区)