現代社会の宗教で問題なのが「カルト」
カルトとは英語で崇拝という意味だそうですが、
教祖を強く崇拝し反社会的活動を行う新興宗教を指す言葉として使われています。
これまでのキリスト教や仏教、神道などを「従来宗教」とか「伝統宗教」と呼び、
対して、近代以降その伝統宗教をベースに新たに出現した宗教を「新興宗教」「新宗教」などと呼びます。
そこで信者から霊感商法でお金をだまし取ったり犯罪を促す教団が問題になっています。
そして近年の欧米では、「私はレリジョン(宗教)でなくスピリチュアル(霊性)である」という人が増えました。
スピリチュアリティは英語で霊性という意味で、
教会だの伝統的宗教組織を否定しているが、個人的に宗教・霊的なものを信じている状態で、こうした個人レベルの宗教性のことだそうです。
参考書籍
日本では前世や来世は信じているけど、仏教のことはよく理解していない、お経を読んだことや写経したことさえない、他の西洋の占い・思想なども適当にまぜこぜにしてハイヤーセルフ?や神仏・守護霊と話せる、見えるなどと言っている人というような感じですかね。
下に、脱スピリチュアルを推進している人の動画を貼り付けておきます。
特に最後の項目の「こういう部分に注意して下さい」が痛快でした。
「幼少期から数々の心霊体験をしてきた」だの「はぁ?」霊がかかわった証拠を出して下さい。
「宇宙」や「宇宙銀行」だの馬鹿の一つ覚えみたいによく使う。そんな大それた話はいいから、お前の半径2m以内のことだけちゃんとしておけ。
「肉体と霊体・霊魂、肉体は生きるために借りているもの。生死にかかわらず我々は異次元生命体」だの「ふうん、で?」エビデンスが無い、根拠がない、と。
それから「愛を語りたがる」のも偽善的で疑わしい。
あとは色々なモノとの対話ができるアピールする前に、まず人間と話せ、とか色々。
ごもっともです。
しかし中には私も身に覚えがある点が…。
以前、宇宙とか星雲を絵に描いて発表していたんですが、
それは私が小中高生時代は、SF映画やアニメが流行していたので、青春時代に好きだった世界観をテーマにしようと思っただけなんだけど…、
なんか評価がよろしくなかったのは、今にして思うと
『ちょっとこの人、危ない方向にいっちゃっている』と思われていたからだったんだなぁ…。
それと、肉体と霊魂が別という思想については、『神道のいろは要語集 宗教編』にも解説されていたので、ここはかなり哲学的な内容なので、私ももっと学んでから、いずれまた。