宇都宮二荒山神社で美穂津姫命に参拝 | 心の鏡

心の鏡

このブログは主に神道について書いています。ブログタイトルの心の鏡とは内在神を表し、神社のおみくじの神の教に「神様の御光が我が心の鏡に映るその時、凡ての心の曇り、心の闇は晴れゆきて、広き明き御恵みを授かる事が叶う」とあったところから命名しました。

 昨日は、昨年8月に初めてお参りしていた宇都宮の二荒山神社にお礼参りと、昨年、餃子型おみくじを引いた時に入っていた小さな餃子型お守りを納めて来ました。

 

古くからある広い神社なので摂末社も沢山あり、

前回お参りした時には、本殿左奥の方の摂末社にはお参りしなかったのですが、今回はちょっと先にも進むと、

なんと!美保神社があるではないですか❣

そこで本当にありがたく美穂津姫命にお参りすることが出来ました。

宇都宮二荒山神社・公式サイトの境内図では、そこは女体宮(安産の神)となっていて、美保神社だとは知らなかったのです。

『もっと早く知りたかったかも…。でも私にとって相応しい時に導かれるものなんだろうな。』と思いました。

 

私は最近、当ブログで金財運の御神徳を持つ神様を調べていて、「えびす信仰」には2つの系統があり、

水蛭子(ひるこ)系は西宮神社(今の兵庫県西宮市)、

事代主神系は出雲国(今の島根県松江市)の美保神社が、

総本社とされることを知りました。

 

 美穂津姫命とは?

最初に現れた造化三神のうちの1柱である高皇産霊尊の御姫神(娘)で、高天原から稲穂を持ってお降りになり、

大国主神(大物主神)の后となり、人々に食料を配り広めた、五穀豊穣・夫婦和合・安産・子孫繁栄・歌舞音曲(音楽)の守護神。

 

 美保神社と国譲り神話

そして国譲りの時に、大国主神が美保神社あたりで御子神二人に相談したと伝わります。

御子神のうち事代主神の方は国譲りを承諾し、海に身を隠したとか。

美保神社では、事代主神が釣りをしている時に、大国主神の使いが船でやってきたという故事に由来する諸手船神事という神事が12月に行われているのだそうです。

 

一緒に事代主神が祀られている美保神社ですが、

その公式サイトでご祭神・ご由緒を拝見すると系図があり、

事代主神は美穂津姫命と大国主神の子供じゃなくて、

別の妻で神屋盾比売命(かむやたてひめのみこと)との間に生まれた息子なんですね。

 

調べた時には、出雲の国は、うちからとても遠いし、

近くの神社の摂末社でも美保神社は見かけたことが無いから、

お参りすることは出来ないだろうなと思っていました。

そんな訳で、またお参りして、今度は境内の奥の方まで行ってみて良かったです。