今日は、渋谷区代々木にある平田神社にお参りして来ました。

実はこの前の日曜日は神田神社に行こうとしたのですが、すごい不安定な天気で、

家を出る前は晴れていたのに、車窓から空を見ていたら黒い雲が立ち込めてきて、神田神社近くの秋葉原駅に着いたら、いきなり雷が轟いて雨が降ってきたので、

『やはり平将門が祀られている神社だと私にとってはご先祖様が敵対している側らしいから鳥居をくぐれないかー』と思ったので諦めて引き返しました。

 

それで『今日は大丈夫かな?』と一抹の不安もありましたが、天気も良いし、

このところ国学について学んでいたところ、

ネットの情報で国学の四大人(うし)の中のお一人、

平田篤胤を祀った神社が都内にある事を知って出かける気になり、無事、ありがたくお参りさせていただきました。

 

これから当ブログでも神道の死後の世界観を書こうと思いますが、

平田篤胤は天・地・泉(よみ)から構成される世界観を詳しく説明し、

天=太陽、地=地球、泉=月に相当すると説明していて、

人の霊魂は死後、仏教でいわれているように生前の行いによって極楽浄土、地獄にいくのでもなく、国学者・本居宣長が極楽浄土や地獄説を退けて、生前の行いの善悪に関わらず、すべての人の魂は「黄泉の国」にいくとしていましたが、

平田篤胤は「黄泉(よみの)国」「泉・月」でもなく、

大国主神の治める「幽冥界(ゆうめいかい)」にいくと主張しました。

大国主神と因幡の白兎
死後の世界は確かめようのない事ですが、日本神話を読んでいると「黄泉の国」や「大国主神の治める幽冥界」の方が日本人が古来から持っていた死後の世界観ではあります。
 

 

平田神社案内にはこう書かれていました。

 

御祭神 平田 篤胤(ひらた あつたね)大人命 1776-1843

 

 近代日本の夜明け前を開き(島崎藤村の不朽の名作『夜明け前』に詳しく述べられています)、宗教改革と古典文化復興を通じて、明治維新の指導原理の基となった偉大なる宗教家、思想家、学者、教育者として知られています。

国学の四大人の一人として崇められ、没後に神霊真柱大人(カムタマノミハシラノウシ)という諡名霊神号を賜り、神として祀られました。

 

御神徳は、文化(学問、芸術、道徳、宗教) 健康(医薬) 豊かな生活(財運) 世直しだそうです。

 

月・水・土・日曜日のみ神前と社務所を開けているそうです。

受付時間は平日AM9:00~PM3:00/土日祝日AM9:00~PM4:00

 

月次祭は毎月1日 AM10:00~10:30 誰でも列席できるそうです。