それでは神生みの話である第五段に登場の神々と祀られている神社の御紹介の最後になります。
一書の第十にだけ出てくる謎の菊理媛神(くくりひめがみ) 全国の白山神社 他。
本当に何をイザナギノミコトに言って褒められたのか?謎です。
泉守道者(よもつちもりびと)は、イザナミノミコトからの伝言をした役ですが、祀られている神社は見当たりませんでした。
【2023年2月6日 追記】
当ブログ内の関連記事は、こちら
菊理媛神は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の姉という説です。
私が思うに、日本書紀は編纂当時に天皇と朝廷の有力者の出自を神世の時代から先祖代々つなげる事で、その統治の正当性を諸外国に向けて歴史書として現したもので、天岩戸伝説の段でも登場した神々が、それぞれどの氏族の祖神であるかが記されていますが、その点、菊理媛神の子孫はその頃には廃れていたのか?皇族としての血筋に合流していて政治的関与が無かったから出番が少なかったのかもしれません。
しかし、よくよくアクセス解析・検索ワードを見てみると、
皆さん菊理媛より泉守道者(よもつちもりびと)が気になるようです。
「よもつちもりびと」については、黄泉平坂(よもつひらさか)の番人だったから神社が見当たらなかっただけでした。
【追記】
その後、謎が解けた記事がこちらです。