みなさん、こんにちは。
今回は、連載の第5回をお届けします。
前回のブログでは
「病気ではない」ことと
「健康である」ことは違うというお話と
崩れる前に整える
「未病(みびょう)を治す」という
健康の先行管理についてお伝えしました。
では
自分では気づけない
身体のわずかなシグナルや
目に見えない「身体のメーター」を
一体どうやって見極めるのでしょうか。
その疑問に対する
当院の最大のアプローチが
「脈状診(みゃくじょうしん)」
です。
今回は、手首の脈に触れることで
どのように身体の状態を
読み解いていくのか。
その伝統技術の一端を
ご紹介したいと思います。
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■ 手首の脈に刻まれる「28種類の物語」
多くの方がイメージする
「脈を測る」といえば
1分間に何回ドクドクと打っているか
という「回数(心拍数)」では
ないでしょうか。
しかし、東洋医学の脈状診は
それだけを見るものではありません。
私たちが指先で診ているのは
脈の「形」「勢い」「深さ」「硬さ」
などといった、極めて微細な変化です。
数千年にわたり受け継がれてきた
東洋医学の古典には
身体の状態に応じた脈の形が
28種類に分類されています。
例えば、
・お盆の上で球が転がるような脈
・ピンと張った弦のように硬い脈
・触れると今にも消えそうなほど弱い脈
など、それぞれに特徴があります。
そして実際の脈は
一つの特徴だけで現れるとは限りません。
いくつもの脈状が組み合わさりながら
「今、身体がどのような状態へ
傾いているのか」
を読み解く手掛かりとなります。
いわば手首の脈は、
身体の内部で起きていることを映し出す
「スクリーニング画面」
のような存在なのです。
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■ 健康な人の脈「平脈」という基準
28種類の脈状がある一方で
健康な状態の脈の基準も存在します。
東洋医学では、それを
「平脈(へいみゃく)」
と呼びます。
理想は、この平脈に近い状態が
保たれていることです。
もし平脈から外れた脈の特徴が現れていれば
本人が
「どこも痛くない」
「元気に動けている」
と感じていても、
身体には何らかの変化が起きている可能性が
あります。
その小さな変化をできるだけ早く察知し
健康的な状態へ整えていく。
これは、前回お話しした
「未病を治す」
という考え方にもつながっていきます。
定期的に身体の状態を確認し
その変化を追っていくことにも
大きな意味があります。
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■ 指先で解き明かす、あなただけのメーター
人間の指先には
研ぎ澄ませば驚くほど繊細な感覚が
備わっています。
当院では、この微細な脈の違いを捉えるため
日々の生活から指先の感覚を
何よりも大切にしています。
そして、お一人おひとりの手首に触れ
その時々の脈の状態を丁寧に診ていきます。
なぜなら
現代の検査器具の数値には
まだ現れていない身体の変化や
その方の「今この瞬間」の状態
さらには持って生まれた体質の傾向などが
脈に現れていることがあるからです。
もちろん
脈だけですべてを判断するわけでは
ありません。
問診や身体の状態など
さまざまな情報を合わせながら
その方の状態を捉えていきます。
それでも
手首の脈に触れることは
目に見えない身体のメーターを
確認することに似ています。
自分の身体から発せられている
目には見えない小さなシグナル。
一度、じっくりと耳を傾けてみるのも
よいかもしれません。
そして
その変化を積み重ねながら整えていくことが
「健康の先行管理」
へとつながっていくのです。
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【次回予告】
⑥〜感情と内臓の深い関係〜
「なぜ、感情の変化が脈や身体へ
影響してしまうのでしょうか?」
東洋医学では古くから
心と身体は切り離せないもの
として考えられてきました。
実は脈の形は、食事や睡眠だけではなく
日々の感情の動きによっても変化します。
次回は、東洋医学が大切にしてきた
「心と身体(内臓)のつながり」
についてお話しします。
「思い悩み」や「イライラ」が
どのように身体へ影響していくのか。
その興味深い関係を紐解いていきます。
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詳しい内容は
公式ホームページのブログでも
順次公開しております。
これまでの連載と合わせてお読み
いただくことで、当院が考える
「健康の先行管理」について
より深く知っていただけると思います。
プロフィールのリンクより
ぜひご覧ください。
皆様が今日も晴々しく過ごせますように。🌿
