仕事をする上で誰もが一度は使ったことがあるのが「表計算ソフト」
かつては色々な会社から発表されていました。
私が初めて使ったのが「Lotus1-2-3」
当時のOSはMS-DOS3.3くらいのやつで、日本語環境は「Lotus1-2-3」に付いていた?(ちょっと記憶が曖昧)「松茸」を使っていました。
当時はパソコンもNECのPC-9801/PC−9821シリーズを使っており、キーボード配列上テンキーの右上にあった「/」キーでメニューを出現させる「スラッシュメニュー」が粋でした。
世の中は進化してWindows時代。
「Lotus1-2-3」もWindows対応はしていましたが、Microsoftの「Excel」がWindowsとの相性の良さで大ヒットします。
MS-DOS時代はパッとしなかった「Excel」はWindowsにはなくてはならないソフトウェアとなりました。
同時にOfficeソフトシリーズとして「Word」「PowerPoint」「Access」も人気を博しました。
さて、時代も進んで最近はOS依存しないシステムが主流となり、ユーザーもそこまでWindowsにこだわらない傾向にあります。
自分も会社ではWindows、自宅ではMacを使っていて、可能な限り同じ環境にしています。というかできています。
そんな中前述のOfficeソフトシリーズも変化が見られています。
表計算に絞って書くと、「Excel」と「GoogleSpreadsheet」で比較してみましょう。
※Excelの画面です
Excelは歴史も長く、様々な拡張性を持ち、マクロ機能や多くの関数を有します。
非常に便利で現代のビジネスマンが何か資料を作成する場合には欠かせません。
しかし、昨今の情報共有、ネット社会に、OS選択の多様化から見ると少し不便になこともあります。
装飾したデザインが見る人のOS環境で変わってしまう。
ネット上での共同編集ができない(単体では)。
ライセンスが少々高価。
そこでここ最近注目されたOffice Suite(GSuite)シリーズです。※Googleのサービス
表計算に着目すればこちら
「GoogleSpreadsheet」です。
「Excel」に比べるとマクロがあまり強力ではなかったり、関数も一部簡略化されていたり、ブラウザベースなのでキーボードオペレーションが弱かったりもしますが、それを補うほどの利点も多くあります。
ブラウザベースなのでOS環境依存をしない
共同編集が可能
個人向けGmailアカウントなら無料(法人向けGSuiteでもクラウド環境込で安価)
つまり、100%個人的にしかデータを活用しない(データ共有をしない)、配布する相手が全員同じOS、同じフォント環境、特別なマクロや計算式を使っている、ネットに繋がずスタンドアローン環境。
という場合以外においては、「GoogleSpreadsheet」の方が生産性、費用対効果が高く思われます。
よく「脱Excel」というキーワードを耳にしますがその裏にはこういう事情があるのです。
「GoogleSpreadsheet」ってちょっと使いにくい・・・
と思っている方もチームで仕事をしたり複雑なマクロを使わない仕事をするようであれば、ちょっと最初だけ頑張ってみればもしかするとあっという間に「便利さ」に気がつくかもしれません。