映画「ガンジスに還る」 | birds-rtcj30のブログ

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   老いや死、それを取り巻く家族の物語は、日本でも、よくあるし、あちこちの国でも作られている。

 インド大好き、バラナシにも2度ほど足を運んだことがあって、インド、バラナシが舞台のこの映画、気になっていた。

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 12月4日(火)

 この日、夜の仕事は、労働時間を調整するためか、休みだったので、朝の仕事の後、11時前に出かけた。

 上映は、神保町の岩波ホール。

 13:30の上映には早かったけれど、家にいても、眠くなって寝てしまいそうなので、その前に。いつもはこの時間、昼寝をすることが多いから。。。

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 電車に乗って、立っていたら前の席が空いたので、座ったら、寝落ちた、、、

 ハッと気が付いたら、お茶の水だった。やっぱり、寝ちゃった。。。

 四谷で、総武線に乗り換えなけらばならなかった。。。一駅、戻らなければ。。。

 慌てて総武線の下りホームへ行くと、あ~、総武線、人身事故でダイヤが大幅に乱れていた。。。

 一駅戻るのに、20分も電車を待った。いっそ、お茶の水から、神保町へ歩いて行こうかと思った。。。

 考えているうち、電車が近くまで来ているようなので、それに乗って、水道橋で下車。12時半ごろ。

 岩波ホールまでは歩いて、10分ほど。

 ちょうどお昼時、どこのお店も、サラリーマンなどが、列をなして、待っていた。

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 寝過ごして、乗り越しても、電車が遅れていても、上映までは、時間があったので、近くでコーヒータイム。

 早く出てきてよかったね。ギリギリに来てたら、上映に間に合わなかったかも。


 何より、インドの情景、バラナシの光景が、無性に懐かしく、私の心を揺さぶった。
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 インド映画といえば、歌や踊り、笑い、恋愛がつきものだけれど、そうしたものは一切ない。

 インド人、ヒンズー教徒にとって、ガンジス、バラナシで、死を迎えるのは、非常に意義がある。

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 死が近いと思った主人公は、バラナシへ行くことを決める。仕事人間の息子は、仕事を休んでまで、それに付き合いたくなかったが、結局、一緒に行くことに。

 息子は、バラナシに来ても、仕事のことが気にかかり、帰りたくて仕方がなく、父との間には、距離感があった。

 ガンジスで暮らすうち、2人のわだかまりがなくなってゆく。

 父は息子に「ごめんね」息子は父に「ありがとう」の姿は、美しい。

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 最後は、父は一人になりたいと、息子を返し、死を迎える。

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 実際、こんなにきれいには、死ねない。というのが、私の思い。

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 私の身の回り、父も母も、祖父母も、長い間、病院のベットの上で寝たきりのようになり、こんな人生の最期って……、と思った……


 母が入っていたホスピス。開かれたままの扉から見える病室は、まさに生きる屍とかしているような姿がいっぱい。どの病室も、どの病室も。


 カルカッタのマザーテレサの施設、1日だけ、体験?見学?したことあるけど、壮絶というか……

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 思うに、そんなにきれいには、死ねん……


 自分は、どうやって、死ぬんだろうね。まさか、賃貸の部屋では、死ねん、病院は大嫌い、ホームなどに入る金はなし、、、

 
 上映中、寝なくてよかった。

 帰りの電車、座ったら、また、寝てしまった。。。

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