「エベレスト 3D」 エベレストの映画?エベレストなど、山岳映画は、どうも気にかかる。
3DはDVDレンタルでは楽しめないと、むさし村山イオンシネマへ自転車で出かけた。
イオンシネマは、月曜日は、ハッピーマンデーで、1100円だし。3Dだと、メガネ付きで400円増しになるけど。
11月16日(月)
少し前にも見たような、はじめそれの3D版かと思った。
「ビヨンドザエッジ」これも3Dだったね。こちらは、初めてエベレストの頂に立った、ヒラリーとテンジンの話。
今回のは、商業登山。顧客は、お金を払って、エベレスト登山ツアーに参加し、登頂を目指す。
1996年の、エベレスト大惨事の実話にもとづいている。
ツアー参加者の体力、技術、経験、体調、必ずしも、充分とは言えない。
ツアー会社は、登頂してもらうために、強力なガイドをつけ、ロープなどでルートを固定し、酸素ボンベも、ルート上に設置しておくなど、万全の態勢で臨む。
ヒラリーが登った時とは違い、ルートは、たくさんの登山隊で大渋滞。それが時間のロスにつながり、危険も増す。
体調を崩した者の救護、下山の付添などに、ガイドらは、必要以上に、登ったり下りたりで、体力を消耗していく。
そのため、ロープの設置ができていなくて、また時間のロス。酸素が残り少なく。
数名がなんとか登頂できた瞬間は、私も感動で、涙が流れた。
ガイドは、遅れた顧客にもう時間がないと下山を諭すが、聞きいれられず、結局、ムリして登る。
結果、念願の登頂はできたが、結局、2人とも命を落とすことになり…。
先に登頂を果たし、下山を始めたグループも、嵐に遭遇し、遭難。
救助に向かうも、ガイドらも疲労しいるうえ、悪天候に、思うような救助ができず。
はじめは、われ先に登りたいと、それぞれの隊のあいだに、溝のようなものがあったが、誰もが協力して、救助しようという姿に、感動した。
でも、あとで知ったことだけれど、映画の撮影に来ていた隊は、救助もせずに、登頂したらしい。
エベレストの3D映像を楽しむというよりも、こうした、壮絶な、自然の猛威や、人々の思惑などに、引きずられる。
家族、愛する人を失う悲しみの場面も、やり切れない…。
商業登山、登山ツアーの危険性、ムリをするとか、痛感した。
だいたい、ベースキャンプが大混雑するとか、ヒラリーステップが大渋滞なんて、商業登山が、盛んになりすぎたのでは、と思った。
むさし村山イオンシネマまで、自転車で、片道1時間。1500円なら、良しかな。3Dメガネ、いままで、鑑賞後は、返却してたけど、返さなくていいと言われた。また、次回にご利用くださいだって。