12月16日(火)
渋谷シネパレスへ「おやすみなさいを言いたくて」を見に行った。
世界の紛争地などの危険な地域へ報道カメラマンとして赴く女性が主人公。彼女には夫や二人の娘がいて、彼らは、彼女に、そんなところへは行って欲しくないと思っている。主人公は、プロのカメラマンとして仕事に生きるべきか、母として生きるべきか、苦悩する。それがよく描かれていて、切ない…。
愛する大切な家族というものを持っていない私には、世界情勢を伝えたいという使命、情熱のほうに、感動してしまう。家族が、彼女の仕事の意義を理解してあげたらよかったのに、なんて思った。
現実にも、危険な思いをして写真を撮って私たちに様々な惨状を伝えてくれているカメラマンがたくさんいるけれど、だからと言って、世の中、いい方向に進んでいるようには見えないのが、むなしすぎる…。
自爆テロに赴く少女、女性の映像は、リアルというか、あまりにも悲しすぎて、涙なしには、見ていられなかった。自爆テロをしなければならないような、世のなかであってほしくないと強く思った。
戦争、紛争や、テロ行為、など、この世から、なくさなくてはならない―。