ボンボンではなく長男オワル君の2歳児頃
ボンボンが最初の支援センターの扉を叩いたのは小学校就学前、信頼できる幼稚園の先生の助言によるものでした。
その後引越しによる転校から、一度支援が切れ、当然のように転校先の小学校でも数々のイベントを引き起こし、これまた親身になってくださる担任の先生に、支援センターへの相談を促され、さらに学校カウンセラーから医療機関での受診を勧められた次第です。
それはそれは数々の、心理や発達や教育のプロの方々に、今現在も引き続き、母子ともに支援していただいております。
支援センターなどでは、ボンボンはスタッフの方と遊んでもらったり、その様子を観察されたり、医療機関ではドクターによるヒアリングがあったり、とさまざまですが、驚いたのは、そのどこに行っても、もれなく母親お悩み相談が付いてくること。
最初はびっくりもしましたし「母親のメンタルを疑われてる?」なんて疑心暗鬼になるくらい、私の健康状態を気にかけてくれたりしてました。
発達の特性についても学術的根拠や、そういう子に接する心構え、対応等惜しげも無く教えてもらえました。
私は不真面目なタイプで、めちゃくちゃ特徴ある子の育児に手こずりまくっている割には
何の勉強もしていなかったので、どのお話も目からウロコで、これらの方々とのお話はそれはもう毎回幾らかお包みしたくなるほど有り難かったです。
特に長男オワル君の学校嫌いがピークになって不登校気味になり、その上にボンボンの学校トラブルが乗っかってきて、ほぼ2、3日おきに学校から電話がかかってきていた時期には、私は鬱気味になり幻聴とか聞こえちゃってて、その頃の母親相談では、毎度涙こらえるのに必死でした。
それにこの業界(っていうのかな?)の人たち、異常に優しくて聞き上手なんです。
「最近オワル君やボンボン君のことでお母さんが気になっていることは何ですか?」
って聞いてくれる。
「最近ご兄弟何やらかしましたか?」
じゃなくて。
つまり客観的事実じゃなくて、私の所感を聞いてくれてるわけです。
(まあ事実も私が語ると主観入っちゃうんですけど)
人は誰しも自分語りが大好きだけれども、発達に特性がある子の育児の悩みとか、
同世代お母さん相手に語れる内容を痛すぎて軽く超えてて、だーれにも相談できなかったことを聞いてくれた上に「お母さんほんとうに大変ですねえ」なんて言われたら泣き崩れちゃうっちゅうの。
昨年星槎大学でとった心理カウンセリングの講義で、マイクロカウンセリングという、基本的傾聴の連鎖というのを学び、相談者に心を開かせるマニュアルみたいなのがあるのを知り、こんにゃろう、マニュアルに乗せられたか!とは思いませんでしたが、いくつかこの項目の実践されたな・・・、と思い当たる節がありました。
言いたいことは、発達特性を持つ子のお母さんは、こういう相談機関にたくさん足を運んだ方がいいんじゃないかなあ、ということです。
今はネットや書籍で情報を在宅で集められる時代だけれど、実際にこのギョーカイ(?)で働いている方々にあって、救われるような思いをしたりすることはあると思います。
何より、こんなにたくさんの人たちに見守ってもらえてるということが、これ以上ないってくらいのきっと宝物になります。
