会話って、話の中身なんかどうでもよくって
そこにいる話相手と調子を合わせているかどうかが重要なのかな。
ボンボンは得意分野の話になると、
まるで文書を読むように一本調子に喋り出して
止まらなくなることがある。
そういう時のボンボンは笑顔になるわけじゃあないけれど、
上機嫌なのが分かる。
独り言で、こういうことはしない。
相手が自分の話を興味深く聞いてくれるって、
人にとって自分が認められてるって感じられる
「承認欲求」みたいなのが得られる大事なこと。
ボンボンもその感情は同様に持っていて、
ただ、目の前の相手に調子を合わせるという考えもなければ方策もない。
私はボンボンが上機嫌で話してること自体が喜びなので、
「うん、うん」と頷きながら聞いてあげられるけれど、
大抵の周りの人はそうじゃない。
だから療育でソーシャルスキルトレーニングみたいなことが必要に
なってくる。
でも、相手や場の雰囲気に調子を合わせることが主眼になって、
自分のほんとうに言いたいことが言えてない人って結構いる。
相手や場の雰囲気に調子を合わせながら、自分の言いたいことも
言う。
自分も殺さず、相手も殺さない。
普通の人がやってることって、ボンボンにとって
めちゃくちゃ難易度高いんだよなあ。
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