うちのボンボンを周章狼狽させまくった憎っくきWISCーⅢ検査ですが、
あれから4年の月日が経ち、次のWISCーⅣの検査は楽しみでもあります。
この世の中の一般的な認知方法をボンボンが必死で習得した結果を
見せてやる、WISC検査め!
以前『知能検査ってなに?①』で、
「私は自分が楽になるために検査を受けた」と書きましたが、
知能検査は本来、
その子が日々つまずき、ズレ食い違い、周りと衝突し、癇癪をおこすのは、
その子の脳の認知機能のどの部分がどのように特徴的であるからなのか、
を知るために行われるものなのです。
知ってどうするか。
対策を考えるのです。
どんな支援がその子に合っているのか。
どのトレーニングがその子に有効か。
どう接すればその子がちょいと楽か。
どんな課題がその子はめっちゃ苦手で、いっそ免除しちゃうか。
その子のものの見え方考え方を間接的に(やや想像力を動員して)理解し、
理解によって食い違いを減らし、
つまずくものは排除又はハードルを下げ、
そうすれば衝突も癇癪も減る。
知能検査とはアセスメントと対策が正しく行われれば本来win-winなものに
なるはずなのです。
当時発達の知識もない上、日々のトラブルに振り回されるていた私は、
ボンボンの周囲の、親の育児に問題ありとする人を黙らせる物的証拠として知能検査を受け、また検査を実施した支援センターからは何の専門的アドバイスもしてもらえませんでした。
ただ疲労と不安のぎゅーと凝縮された2日間でした。
(パニックが酷すぎて2日に渡って検査した)
知能検査を否定はしないけれど、こだわり強くて日常パニックだらけってわかりきってる子に、ああいう恐怖体験はないよなあって今でも思います。
聞くところによると、上手なテスターさんだと子供が喜んで「またやりたい!」
って言うとか。
そういや支援センターの方、ボンボンの自傷系パニックと高音域音声チックに狼狽してたなー。
