こんにちは

 

本日は鳥人間コンテストの飛行禁止区域について解説していきます。

 

まずは以下の動画をご覧ください。

今年(2023年)の大会にも出場するBIRDMAN HOUSE 伊賀さんの2021年大会の際の動画です。

 

見ていただければ分かると思いますがかなり危険なフライトです。

 

こういった危険なフライトを防ぐためにあるルールの一つが飛行禁止区域です。

 

具体的に飛行禁止区域とはどのようなルールなのか、また安全に関するルールは他にどのようなものがあるかについてこの記事では解説していきます。

 

鳥人間コンテスト出場チームに配られるルールブックには以下のように飛行禁止区域が定められています。

 

1 プラットホームの湖側先端から湖岸側の水面

2 遊泳場(遊泳エリアのほか、動力船進入禁止区域を含む)

3 陸地・島

4 水産漁場エリア、水生生物植物繁殖域、浅瀬、岩礁などレスキューボートが救助に入れない区域

5 桟橋、橋梁、航行安全灯、気象観測塔など湖上に固定または浮設された構造物周辺

6 停泊中または航行中のすべての船舶周辺

7 湖岸より350m以内の水域

 

上述した1〜6の飛行禁止区域への接近・進入に関しては大会失格

7への接近・進入については速やかな回避行動をとらなかった場合や大会実行委員の指示に従わなかった場合大会失格

 

また、飛行高度に関しても制限があり水面から10mを超えた場合、速やかに高度を下げるなどの回避行動をとらなかった場合や大会実行委員の指示に従わなかった場合にはそのチームは失格となることがあります。

 

これらの危険な状況を回避するためにプロペラ機部門の場合はナビゲーターとして並走するボートにチームのメンバー1名が乗船するというルールが設けられています。

ボートに乗るのはチームの機体の設計について最も把握している全体設計と言われる役職の人が乗ることが一般的です。

 

以上の事柄から分かる通り鳥人間コンテストというのはかなり安全に配慮されている大会なのです。

とは言っても過去には脊髄損傷などの大怪我を負ってしまった人もいるため安全には配慮されていますが危険と隣り合わせの競技であるということも頭の隅に置きつつ鳥人間コンテストを鑑賞していただければと思います。

 

2023年鳥人間コンテストは8月30日(水)の19時から読売テレビ・日本テレビ系列で全国放送されます。

この記事の他にもたくさん鳥人間コンテストに関する記事を挙げているためそちらもご覧ください。

 

 

こちらに今年の鳥人間コンテストの出場チームをまとめてありますのでご覧ください。