7月20日、初めての大学時代のゼミ同窓会が催された。

ほとんどの人が約40年ぶりで、近況報告では病気の話題

が多くを占めた。7人のゼミ仲間のうち3人がガンにかかっていた。

かく言う私も5年前に脳梗塞を患い、危ないところだった。


この場で、事前に耳にしていた、学園祭で催したジャズバー

「バンク・ジョンソン」を再興しようという話が大きく話題になるかと

思ったが、互いに「自分がその責を負うのは・・・」と牽制し合ったのか、

この話はうやむやになった。


しかし一部の友人と私は、やる気があったので、一念発起、

店舗物件探しを始めた。

くそ暑い中、京橋や梅田の不動産屋を回ってみたが、

大体の費用の感触はつかめたものの、どの物件も帯に短し

で、決定には時間がかかりそうだ。


この仕事の副産物というか、ついでに立ち寄った「タワーレコード」

で、偶然にも長年探していたチュー・ベリーのCDを見つけた。

チュー・ベリーは、イリノイ・ジャケーやワーデル・グレイと同様に、

スイング~モダン、ビバップ~ハードバップの過渡期に活躍した重要なプレイヤーで、コールマン・ホーキンスに似た、

ドライヴ感や歌心を感じさせる好ましいテナーマン。

このアルバムの中身もさることながら、ジャケットデザインにも

惚れ込んでいる。(LPレコードでないのが残念)

これを聴きながら、地図を開いて今後の物件探しの思案をしている。