一昨日のこと。
亜零こと自分は、文化祭の後夜祭で
はじめてのライブ出演を果たしました。
短くではありますが
はじめてのステージの感想を
書き綴ろうと思います。

時は今から5年前でしょうか。
ギターに魅了されたあの日は
MOIW2014というライブを見た日
アーカイブ視聴ではありましたが
あのとき見たステージ
特に言えば
後に僕があの作品に魅了されるきっかけにもなった
ジュリアこと愛美さんの
『流星群』
あのときはじめて
普段何気なくも聞いていたはずのギターに
直接心を掴まれました。

高校生になって最初の冬に
アコギを買いました
飽きっぽい自分にしては珍しく
毎日続いた趣味になりました
でも当時はライブのことなんか
全然考えてなくて
弾けたらかっこいいな、くらいに
思っていました

高二の文化祭
前夜祭、後夜祭のバンドを見ました
毎日毎日ギターを何時間も練習していた自分は
何をとち狂ったのか
彼らの演奏を聞いて
「あんまり上手くないな」
と正直に思いました
それから直後
前々から知り合った
ピアノが得意な友達と
「来年は一緒にバンドをやって
とんでもないもの見せてやろう」
そう決心し
自信を持ってライブを目指しました

それからボーカル、ドラム、ベースを誘い
5ピースバンドが完成しました
それから、東京の音楽スタジオを借りたり
近所の市民会館を借りたりして
たくさん練習しました
バンド発足者でもあり
リーダーを任されていた自分は
持ちうる技術と知識で
全力でバンドの技術改善に尽力し
課題はありながらも
確実に成長している
去年の参加者を圧倒するバンドになる
そう信じ込んでいました。

しかし、前日リハーサル
やってみた結果は
全然ダメ
一度きりの本番
その緊張感も含めて
合わせ練習で対策したつもりでしたが
本番に掛けられた呪いは
「1度きりであること」
「緊張すること」
そのどれでもなくて
「それが本番であること」
ただその一言に尽きます
若干の絶望を抱えて
行われた最後のミーティング
リーダーとしてかけるべき言葉を考えながら
最後に言った記憶があるのは
「最後まで手を抜かずに
観客を楽しませることを目的に
でも、最後の最後でダメだった時は
そのときだけはしょうがない」
本番でミスすることは
絶対にあり得るけど
だからといって
最初からしょうがないものだと思うのと
最後まで頑張ろうと思うのでは
絶対に結果違う信じています。
だからこそ
練習は厳しい中でやってきたし
これ以上ない努力を積んだ人だけが
最後にミスしたときの
「しょうがない」
を言っていいものだと
そうも思っています。
だからとにかく
最後まで頑張る
それ意識して
本番に臨みました。

直前。
普段から緊張することは少ないか
緊張をプレッシャーと感じない自分ですが
今回は後者のほうで
ドキドキこそしていたけど
不安から来るものでもあるけど
それ以上に期待が上回っている状態
そのときふと、舞台裏から観客席を覗くと
たくさんの友達の姿が見えて
泣きそうになりましたが
かっこ悪いので泣きませんでした

そしてついに自分たちの番
ステージに上がった瞬間
「今からやるんだ」
というとてつもない重圧に襲われましたが
最後まで本気でやるという意志を保ち
いざ始まる演奏
それからは
ほとんど記憶はありません
ただ
やり終えた時
記憶には残らない刹那の感覚が
舞台の上からしか見れないものが
僅かな光のように差し込んで
満足に似た雰囲気に包まれました


本当に、ライブ中の記憶はないのですが
終わって、映像を見返した時
「下手だな」
って思いました。
去年と同じです。
そこはちょっと残念ではありますが
観客は喜んでくれたので
結果オーライ、ですかね!!
そして来年もまた
同じことを思った後輩が
同じようにライブに立つのかも。
これが
ライブの魔性の魅力なんだなーと
実感します。

私事ですが
ちょうど1か月前に
ミリオンライブ10thAct2を現地参加して
ライブの魅力を直に感じてきました。
その後、自分が舞台に立って
規模は大きく違うけれど
思うことは同じだったのかな、なんて
そういう風にも思えます。
あのとき自分が感動したように
自分のライブでみんなが感動してくれたのなら
凄く嬉しいです。
いつかもっと
大きなステージに立ちたい!!
そしてあのとき
ギターの魅力を伝えたジュリアと同じように
今度は自分がギターの魅力を伝えたい
そのために
今後も精進していこうと思います


ライブを見る側だった自分が
今度は立つ側になって
次に目指すは
あの人に憧れる自分ではなく
誰かに憧れられる自分に
なりたいです。
ひとまずはお疲れ様。

そして、ありがとうございました。