秋から本業が忙しく、その間、親の病気などなど、色々なことも重なり、なかなか更新できずにいました。
先日、昆虫の封入標本の続編を期待するコメントを頂きました !
少しでも何かのお役に立てればと思い始めたブログなので、
とても嬉しかったです。
そんなわけで、ちょっと号外で続編を掲載いたします。
また暖かくなり、本業の酒造りが一段落したら、本格的にブログを再開したいと思います !
さて、前回の記事では、シリコン型に流し込んで固めたクリスタルレジン(以下、レジン)に、標本を接着材で固定するところまでを書きました。
今回は、固定した標本の上に、レジンを流し込んで、標本をしっかりと封入するという作業から始まります。
しっかりと接着しないと、流し込んだレジンに接着剤が溶け込んでしまい、、標本がレジン液面上に浮いてきます。
軽い小さな標本では、プラモデル用の接着剤で問題はありませんが、
ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタなど、体積の大きい標本では、プカプカと浮いてくることがあります(浮いてこない時もありますが)。
かといって瞬間接着剤などを使うと、白変して、見た目が良くありません。
現時点での、体積の大きい標本を使う時の最良の方法は、3回に分けてレジンで封入するという方法です。
1回目は型になるべく薄くレジンを流し込みます。
2回目は、標本を固まったレジンの上に置き、脚が軽く埋まる程度にレジンを流し込みます。これで固まるとしっかりと標本が固定されます。
3回目に、やっと標本全体をレジンで覆います。
こうして封入を終えた、ミヤマクワガタとカゲロウの封入標本が下の写真です。
アップロードした写真が何故か、皆、横向きになってしまいますね( ブログの仕様が変わったのかな?)。
意外に綺麗だったのが下のカゲロウの標本、繊細でキラキラしています。
さて、型から取り出した封入標本は、エッジが鋭くとがっていて、ちょっと危険です。
ですから、次に、紙やすりで、エッジを落としてあげます。
面倒ですが、紙やすりの1000番から始めて、1500番、2000番と徐々に細かいやすりで磨いていきます。
最後に、プラスチック用コンパウンド( 私は 光陽社のNEWサンライト プラスチック用コンパウンドを使っています。)で仕上げ磨きをします。
何かを作るって楽しいんですけど、その分、とても労力もかかるんです、ここは我慢我慢です。
そして磨きを終えた封入標本が下の写真です。
左からミヤマクワガタ、アオオサムシ、ノコギリクワガタです。
下の写真は拡大したもので、エッジを落とした、綺麗なカット面がお分かりになると思います。
ここで一つ気づいたことを。
上の3つの標本は、購入したもので、標本に予めニスが塗ってありました。
写真ではわかりずらいですが、色のグラデーションと立体感がしりっかりと出ています。
一方、一番最初のお手製のミヤマクワガタ標本は、ニスを塗っていませんでした。
すると、色の変化のない平面的な黒っぽいものになってしまいました。
理由はよくわかりませんが、レジンで封入する場合、硬い昆虫類にはニスを塗ってあげた方が仕上がりが良いようです。
あと蝶の羽もニスを塗らないと変色してしまうようです。
さらにもう一つ気づいたことを( しつこくてスミマセン ! )
レジンは、仕様なのですが、固まって数か月たつと、黄変してきます。少し黄味を帯びてくるのです。
この黄変も琥珀みたいで良いとも思えますが・・・
もし、この黄変が嫌でしたら、少し高いですがNEWクリスタルレジンという商品があり、そちらは黄変しないとのことです。
( なんだか レジンの宣伝みたいになってしまいましたが・・・)
そして最後にキーホルダー部分取り付けます。
材料はこれ。
左から額縁用の留め具、ホームセンターで200円程度で売ってます。
真ん中は、キーホルダーのホルダー部分。Amazonで50個まとめて1000円位で買いました。
一番右が、強力多用途接着剤。金属とレジンの接着もこれでOKです。
接着剤を使わずに、レジンを流し込む際に、留め具も一緒に埋め込む、という方法もありますが、試した結果、いまいち仕上がりが良くありませんでした。
そして完成したキーホルダーが以下のものです。
写真はコクワガタとタマムシの羽のキーホルダー。
我が家では、子供にお守りがわりに身に着けさせています(笑)。
そして、少し応用したのが下の作品。
タマムシのキーホルダー。
こちらは、側面に溝を彫りこんで、ワイヤーを巻き付け、専用の留め具で締め付けたものです。
いろいろと応用が利きますので、皆さんもオリジナルの封入標本、チャレンジしてみてください。
ではまた暖かくなったら !







