~ 草花丘陵の生きもの 時々 日本酒 自作オーディオ ~ -129ページ目

~ 草花丘陵の生きもの 時々 日本酒 自作オーディオ ~

 草花丘陵は東京都あきる野市北東部に位置する小高い丘陵地です。このブログでは草花丘陵の自然に関する情報を発信しており、少しでも多くの人たちにこの豊かな自然と触れ合えるきっかけとなれば幸いです。

 ずっと探していたオオムラサキの幼虫をついに見つけました。オオムラサキの幼虫は食樹とするエノキの落葉の裏側で冬越しします。しかし、ですよ、おそらく一本のエノキで何万枚もある落ち葉の中から数匹の幼虫を探すなんて、考えただけでうんざりして、戦意喪失して、酒でも飲んで寝るか、になってしまいます。というわけで事前に作戦を練りました。

作戦1 成虫が生活してる雑木林に近接する場所にあるエノキを探す。これは当然ですよね。

作戦2 目立つところにポツンと生えていて、小さめのエノキを探す。以前、ゴマダラチョウとアカボシゴマダラの幼虫を見つけたエノキは、一本だけの孤立木でしかもあまり大きい木ではなかったので、おそらくチョウから見て目立ってフレッシュなやつがいいんでしょうね。

作戦3 木の根元を探す。僕が幼虫だったら木から離れるのがエライ面倒だから、きっと根元にいるだろうと勝手に考えました。

作戦4 木の北側を探す。文献によると温度変化の比較的少ない木の北側で見つかると書いてあったので、そのとおり北側を探す。

 さて、どうですか、この綿密な作戦 ! 是非仕事のときもこれくらいがんばれと自分に問いかけつつ探しました。そして探すこと、5分くらい。やりました ! いました !! 畑の中で一人で歓声をあげてる変な人になりました !!! 一匹見つけると、疑念が確信に変わり、わりとひょいひょい見つけてしまいました。ついでに本当に北側に多くいるのか確認するために、東西南北と探してみました。その結果、北と西側で見つかり、南と東側では見つかりませんでした。やはり温度変化の少ない場所にいるというのは正しいようです。

 さて、オオムラサキの幼虫の特徴は、背中の突起が四対あり、その大きさがほぼ等しいこと。前から三対目の突起が大きいのは、アカボシゴマダラさんです。さらにいうと二股に分かれている尻尾の部分が開いているのがオオムラサキさん、閉じているのがアカボシゴマダラさんです。というわけで写真をご覧ください。特徴からいってまず間違いなくオオムラサキさんの幼虫だと思います。成虫で飛んでいるのは見たことないのですが、確実に生息しているということがわかりました。6月下旬になったら成虫を撮影しにいきたいですね。15/01撮影

オオムラサキ幼虫