これが自作スピーカーの第二号です。密閉型ミニスピーカーです。
自作スピーカーの神様、長岡鉄男氏設計のBS-88を、材料の大きさに合わせて少しだけ改造したものです。
音はキビキビ、キラキラした感じです。こんな小さなスピーカーですが、憎いことにそれなりの音がしますので、材料集めからはじめる自作の第一歩としてお勧めします。
まず、材料の説明です。
材料
ホームセンターで売っている 杉材 12mm × 120mm × 900mm を2枚 2枚で約800円
スピーカーユニット FOSTEX P800K 2つで約2500円
スピーカーターミナル、スピーカーケーブル、吸音材、ファストン端子 手元のジャンクスピーカーから流用
水性ウレタンニス ワシン社 ローズを使いましたがお好きな色でどうぞ 約1300円その他 工具、ボンド、刷毛は手元にあるものを利用
作成方法をさくっと説明
板取 なるべく簡単に作れるように、板幅120mmを活かして板取します。スピーカ一個分用に、長さ120mmが4枚、94mmが2枚、取れれば良いわけです。
板の切断 これはホームセンターでやってもらいましょう。機械できちっりと切ってくれます。自分で切るとかなり誤差がでます。近所のムラウチホビーでは会員になると、買った木を無料でカットしてくれます。「一枚の板から長さ120mmを4枚、94mmを2枚でお願いします。」でOKです。
ヤスリがけ 接合した時にずれや隙間ができないようひたすらヤスリをかけます。クランプでヤスリがけする面をまとめて挟んで、一気にヤスリをかけると良いです。ここで手を抜くと、隙間ができて、密閉型になりません
スピーカーユニット用の穴あけ ユニットを取り付ける穴を開けます。穴の径はφ71です。これが一番難しい。私は円切り用のノコギリで大体の大きさにくりぬき。あとはヤスリで調整。穴あけ用の大型ドリルピットを使用すれば楽なはずです。
スピーカーターミナル用の穴あけ 10mm径の木工用ドリルピットで簡単に穴が開きます。使用するターミナルの大きさに合わせて位置を調整します。
エンクロージャーの組立て ヤスリがけした板を木工用ボンドで接合します。私はコニシの木工用ボンド速乾タイプを使用しています。接合する際には、よく大型のクランプが使用されるようですが、わたしは持っていないので、ベニヤ板と重しを使用しました。ボンドはたっぷりとつけます。特に内側は。ボンドがパッキンの役目も果たします。ただし、外側にはみ出したボンドは、軽く塗らした雑巾と歯ブラシですぐに拭きましょう。そのままにしておくと、ニスを塗ったときに色むらの原因になります。一日かけて組み立てて、完全に固まるまで三日放置します。
面取りとヤスリがけ 角があると見栄えがよろしくないので、ヤスリで面取りします。ついでに平らな面も綺麗にヤスリをかけます。
ニス塗り まずネットで情報を収集しました。初心者に扱いやすく、臭いも少ない、ということで、水性ウレタンニスを使用。このサイズの面積を塗る場合、刷毛は水性用の30mm位が適当ですかね。まず、なるべく薄く塗ります。約90分で乾いたら、400番で軽くヤスリがけ。これをもう一回行い、最後にもう一回ニスを塗って完了。最初の塗りはわりと簡単なんですが、二度目以降は、何処を塗ったかわからなくなり、塗り残しはムラになってしまいます。明るい場所で塗ると良さそうです。また木目に沿って塗るのが基本だそうです。
ターミナル、ケーブル、吸音材、スピーカーユニットの取り付け ケーブルにはファストン端子を繋いでおくと便利です。まず、ターミナルを取り付け、ケーブルを繋ぎます。吸音材の量はお好きな分だけ。といわれても困ると思いますが、正解はないのです。私は、ふわっと内壁に対して円形に広がるように配置しました。吸音材は後から調節できるよう、接着はしていません。最後に、スピーカーユニットにケーブルを繋ぎ、エンクロージャーにネジ留めして完了。以上で、密閉型スピーカーが出来上がります。自分で作ったスピーカーを真空管アンプで鳴らします。なんとも良い音に聞えるものです。皆さんにもお勧めします。
