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2015.04.03


先週の金曜日、サイバーエージェントのグループ総会で社長賞を頂きました。


4000人の社員が働くサイバーエージェントで「最も活躍した個人に贈られる」という社長賞の肩書は身に余るもので、案の定、壇上ではまともなスピーチもできず・・・汗


だからというわけではないですが、サイバーエージェントに入社して10年目の節目でもある今の想いをブログに残しておきたいと思います。


この10年間、後半の6年は経営者としてグループの中で自分の会社をやってきました。


立ち上げた子会社が3つ、事業が5つ、投資額はおよそ10億、100人以上の社員と仕事をしてきました。


ただ、会社として成果が出るようになったのはここ最近で、それまではしんどい経験ばかりでした。


次は何をやるんだ?CFOの中山常務は、定期的に投資のお願いに来る僕の事業プランを見過ぎて呆れていたと思います。


それでも、チャンスをもらい続けてきました。


事業が上手くいっていない時期というのは悲惨で、半年に一回やってくる総会が憂鬱な時もありました。


自分の会社も、一緒に働くメンバーも、表彰されることはないだろう…、そう思って参加する総会の場には自分の居場所がない気がして、藤田社長やCA8の皆さんと話すのも気が引けて下を向いてしまう事もありました。


良い時期と、悪い時期、仕事には両方ありますが、33歳の僕のキャリアの大半は後者だった気がします。


それでも腐らず、諦めず、やってきて良かったな、と今は思います。


経営者として3社目となるグリフォンは本当に優秀なメンバーに恵まれ、難しい市場に突破口を見いだし素晴らしい成果を出し始めています。


この半期、先一年は、さらにインパクトのある結果を出せる手応えもあります。


社長賞の壇上で、藤田社長からトロフィーを受け取った時、拍手とオーケストラの演奏でハッキリとは聞こえませんでしたが「おめでとう。良かったね」と言われた気がしました。

 

何件かお祝いの打ち上げの後、明け方、家に帰るタクシーの中で、その言葉を思い出してほんの少しだけ恩返しが出来たかもしれない、と少しホッとしました。


総会で賞が取れるかどうかは結果論ですが、自ら高い目標を掲げ、挑戦し続けている限り、そのチャンスはいつかあるものなんだと思いました。


この10年間、僕や僕の会社と共に仕事をしてくれた仲間、応援してくれた先輩や後輩たち、チャンスを与え続けてくれた藤田社長や日高さん、全ての人に感謝を伝えたいと思います。ありがとうございました。


次の半期はグリフォンとしてCAJJ賞を狙えると良いな、と思います。「普通じゃない」「ありがちじゃない」FRESHな挑戦をしていきたいです。


ご期待ください。頑張ります。